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日立とオラクルの相性は◎!? BCMに関する共同検証の成果を発表

2008年03月26日 13時11分更新

文● アスキービジネス編集部

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日本オラクルと日立製作所は、3月25日、BCM(事業継続マネジメント)ソリューションプラットフォームに関する共同検証の成果を発表した。


GRID Centerの検証結果として公表へ


 日本オラクルは、2006年11月、グリッド・コンピューティング環境下における技術検証を行なう「Oracle GRID Center」を開設。オラクルのパートナー企業がハードウェアを持ち合い、同社のグリッド技術との組み合わせによる動作検証や、運用・構築におけるベストプラクティスの作成に取り組んできた。

 今回、日本オラクルと日立製作所が共同で発表したのは、このGRID Centerにおいて両社が共同で行なった検証の成果である。テーマは「BCM(事業継続マネジメント)ソリューションプラットフォーム」で、Oracle Databaseと日立のストレージ製品の組み合わせによるベストプラクティスをまとめた。GRID Centerにおける両社共同の取り組みとしては、昨年5月の「Webアプリケーションシステムにおける拡張性と可用性の検証」に続く第2弾となる。

 具体的な検証内容は大きく2つ。1つは「Hitachi Dynamic Provisioning(HDP)」と「Oracle Automatic Storage Management(ASM)」の連携によるストレージ管理手法。HDPは日立のストレージ製品「Hitachi Universal Storage Platform V」が持つボリューム単位の仮想化を実現する機能。ASMは、Oracle Database 10gから実装されたストレージ管理機能だ。

 この2つの組み合わせによって、ディスク増設にともなうシステムの停止が不要になる、ストレージ性能設計に関する作業負担を軽減できる――といったメリットが得られるという。また、HDPとASMを組み合わせた際のパフォーマンスも、オーバーヘッドは「数%程度」(日立製作所)としている。

日立とオラクルの相性は◎!? BCMに関する共同検証の 成果を...
日立製作所RAIDシステム事業部製品企画部部長 島田朗伸氏

 日立製作所RAIDシステム事業部製品企画部部長の島田朗伸氏は、「Oracleはもっとも広く使われているデータベース。その実際の環境下で、HDPの仮想化の効果を実証できた。今後の製品導入の大きなきっかけになるのではないか」と期待を述べる。

 もう1つの成果は、災害対策システムの構築・運用管理手法。Oracle Database 11gから搭載されたディザスタリカバリの新機能「Oracle Active Data Guard」を使い、実際の大規模環境における有効性を検証したもの。Oracle Active Data Guardは、災害対策向けに構築したスタンバイ・データベースをレポーティングなどの参照業務で利用可能とする機能だ。

 検証では、日立のブレードサーバ、ストレージを使った災害対策システムを構築。実際に高負荷トランザクション状況下でのActive Data Guardの挙動確認を行なった結果、(1)障害時フェイルオーバーの時間短縮、(2)トランザクション業務の継続性を確認できたという。

 これら2つの検証結果については、日本オラクルのWebサイト上で公開を開始している。ベストプラクティスとしてまとめたホワイトペーパー、検証報告レポート、設定ガイドの3つをダウンロードできる。

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