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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第46回

「猫目線」だから見えた世界 α350で超ローアングル撮影に挑戦!

2008年03月26日 03時00分更新

文● 猫写真家 荻窪圭

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 コンパクトデジカメに比べると暗所に強いし(ISO800くらいなら画質劣化も目立たない)、手ブレ補正機能もある。

暗い白熱灯の部屋でISO800に増感して撮影

暗い白熱灯の部屋で猫をISO800に増感して撮影。シャッタースピードは0.6秒だけどレンズを支える手を床につけてぶれないよう撮影したらぶれずにすんだのである(2008年2月撮影 ソニー「α350」)

 「ダイナミックレンジオプティマイザー」という機能も便利だ。明暗差が大きな構図の時、白飛びや黒つぶれを自動的に抑えてくれるもの。例えば下の写真の構図だと、あずまやの天井が真っ黒につぶれるか白い毛が白く飛んじゃいがちだが、その辺がうまく調整されてる。

 
あごの下から撮影

あごの下から撮影……したんだが、猫が動いたのでぶれちゃった。でもこんな構図で撮れるのは面白い(2008年2月撮影 ソニー「α350」)

 こういう機能は各社が取り組んでおり、ニコンは「アクティブDライティング」、ペンタックスは「ダイナミックレンジ拡大」機能と呼んでいる。コンパクトデジカメでも同様の機能が搭載され始めており、2008年のトレンドのひとつ。α350の宣伝みたいになっちゃってるけど、まあ、せっかくだから褒めてあげよう企画ってことでご理解を。

 最後は先週掲載した、道路でごろごろ転がってた人なつっこい猫の別バージョンで締めよう。

カメラを向けたらやってきた

もともとは遠くのベンチの上でひなたぼっこしてたのである。でもカメラを向けた途端、ベンチを飛び降りてこっちへひょこひょこやってきた(2008年3月撮影 ソニー「α350」)

左手で頭を撫でつつ右手で撮影

目の前にごろんと転がって「撫でて」と催促するので左手で頭を撫でつつ右手で撮影。気持ちよさそうに指先まで伸びてます(2008年3月撮影 ソニー「α350」)

望遠で顔のアップ

ちょっと望遠で顔のアップ。「見知らぬ人間にここまで心を許していいのかっ!?」と思いつつ、頭を撫で撫で(2008年3月撮影 ソニー「α350」)

 ちなみに、この猫ですが、子供が「猫だっ」って言いながら近寄ってきたら、そそくさと逃げていきました。どんなに人なつっこい猫でも子供は苦手なのです。


筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走り回りながら面白いものを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)。密かにネコ動画ポッドキャストも更新中。



*次回は4月2日掲載予定

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