SNSで「やる気」にさせる
ブリヂストンサイクル(株)の「emerters」(イーメーターズ)は、パソコンとの接続に重点を置いたサイクルメーターだ、単にパソコン上のアプリケーションでデータ管理を行なうのではなく、専用サイトに走行データをアップロードしてネット上で管理する。専用SNSも用意されていて、ユーザー間のコミュニケーションも可能というのが大きな特徴だ。
自転車への装着方法は一般的なサイクルメーターと変わりない(ちなみにサドルやハブやクランクなどのパーツを自転車に組み付ける作業は「インストール」と呼ばれている)。
emeteresは本体とブラケット部分(自転車取り付け台座)に分かれている。まずブラケット部分をハンドルなどに取り付け、その後にブラケットから伸びるセンサーを前輪フォークにタイラップベルトで固定。そのうえで付属のマグネットを前輪のスポークに組み付ければ、タイヤが1周するごとにセンサーがマグネットを感知するわけだ。
次に本体のボタンで、日付および取り付けた自転車のタイヤサイズ(14~29インチが選べる)を設定する。メニューで選べるのは16、18、20、22、24、27インチおよび700Cだが、数値入力モードもあるのでタイヤが1回転する実測値をmm単位で入力することも可能だ。
あとはブラケットにemeteres本体をセットして走るだけだ。電源のオン、オフスイッチはなく、走り始めれば自動的に速度などのデータが表示され、ログが記録される。本体前面の「MODE」ボタンで順次、速度、走行時間、走行距離、積算走行距離、消費カロリー表示に切り替えられる。START、STOPボタンで最大60回までラップタイムおよび距離と速度の計測もできるが、いずれも積算距離に加算される。