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やる気にさせるサイクルメーター ブリヂストン「emeters」

2008年03月24日 00時00分更新

文● 行正和義

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SNSで「やる気」にさせる


自転車のハンドル部分などに取り付けるブラケットに本体をセットしたところ。ブラケットと本体の着脱はワンタッチで行える

 ブリヂストンサイクル(株)の「emerters」(イーメーターズ)は、パソコンとの接続に重点を置いたサイクルメーターだ、単にパソコン上のアプリケーションでデータ管理を行なうのではなく、専用サイトに走行データをアップロードしてネット上で管理する。専用SNSも用意されていて、ユーザー間のコミュニケーションも可能というのが大きな特徴だ。

 自転車への装着方法は一般的なサイクルメーターと変わりない(ちなみにサドルやハブやクランクなどのパーツを自転車に組み付ける作業は「インストール」と呼ばれている)。

 emeteresは本体とブラケット部分(自転車取り付け台座)に分かれている。まずブラケット部分をハンドルなどに取り付け、その後にブラケットから伸びるセンサーを前輪フォークにタイラップベルトで固定。そのうえで付属のマグネットを前輪のスポークに組み付ければ、タイヤが1周するごとにセンサーがマグネットを感知するわけだ。

自転車のハンドルにセットしてセンサーをフロントフォークまで伸ばす。付属のブラケットとセンサーは60cmのコードで繋がっているのだが、BD-1(タイヤ径18インチ)だとコードの長さはぎりぎり。75cmのケーブルもオプションで用意されているので、小径車の場合はそちらを使ったほうがよいだろう

フロントフォークにセンサーをタイアップベルトで固定し、マグネットをスポークに取り付ける。センサーとマグネットは5mm以下まで近づく必要がある。セットし終えたらemertersの設定メニューでタイヤ径を入力するが、もちろん間違ったサイズを入力すると正しい数値は出ないので注意

液晶全点灯状態(セットアップ時)のemerters。前面のモードボタンでOdo(積算距離)とDst(距離計測)、Spd(スピード)、Tm(時間)切り替えて表示する

 次に本体のボタンで、日付および取り付けた自転車のタイヤサイズ(14~29インチが選べる)を設定する。メニューで選べるのは16、18、20、22、24、27インチおよび700Cだが、数値入力モードもあるのでタイヤが1回転する実測値をmm単位で入力することも可能だ。

 あとはブラケットにemeteres本体をセットして走るだけだ。電源のオン、オフスイッチはなく、走り始めれば自動的に速度などのデータが表示され、ログが記録される。本体前面の「MODE」ボタンで順次、速度、走行時間、走行距離、積算走行距離、消費カロリー表示に切り替えられる。START、STOPボタンで最大60回までラップタイムおよび距離と速度の計測もできるが、いずれも積算距離に加算される。

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