撮影シーンを広げるVR内蔵標準レンズ
レンズキットに新たに追加された「光学式手ぶれ補正対応の標準ズームレンズは」どうだろうか？ まず補正性能に関しては、最近の一眼レフなら昼も夜も関係なく、「気軽に撮れるな」と感じさせるほど好感触である。ISO 3200と手ぶれ補正があれば、向かうところ敵なしといった印象である。
当倍まで拡大すると若干ブレているのが分かるが、ISO 3200相当（ISO 1600に対して1段増感）の感度と、AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VRを使用すると、手持ちでもこの程度には撮影ができる。ビルの背景の空に星が出ているのも確認できた
D60と組み合わせると、レンズの鏡胴部分が若干太めに感じるが、この軽さと値段で手ぶれ補正まで手に入ってしまうというのはちょっとした驚きだ。画質に関しては、周辺部に弱さを感じる面があり、レンズフレアが生じがちになる部分があるが、基本的な描写はいい。最初に買うレンズとしてお勧めだ。
強い点光源からの影響からか、上から右側1/3ぐらいの位置に斜めにレンズフレアが走っている。とはいえ、レンズキットで同時に購入できるレンズとして、18-55mm VRは大変優秀だと思う。まだレンズを持っていないなら、レンズキットをお勧めする
