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キャリア・ピックアップ 第31回

自腹で行きたいセミナーがある!! ASCII.jp キャリア「春のおすすめセミナー」

2008年03月13日 20時00分更新

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エンジニアの仕事は「レビュー」次第! 組み込み系ソフトウェア開発の技術を学ぶ

 毎年10万人単位で人材が不足しているといわれている組み込み系ソフトウェア業界。転職市場としては魅力もあり、オープン系システムソフトウェア開発から転職を目指す者も多い。そこで必要となるのが、転職前とは異なる技術、つまり組み込み系ソフトウェア開発特有のスキルだ。

 組み込み系ソフトウェア開発携わる際に認識したいのは、「製品が市場に出てから不具合を修正するのが非常に困難だ」という点だ。そこで、習得をお勧めしたいのが不具合発生を回避するための技術「正しいレビュー」についてのスキルだ。組み込み系でのレビューは、テスト工程に上げる前に行なわれ、開発の各工程でバグが取り除かれる。こうすることで、テスト工程だけでバグを発見するよりも品質が高まりやすく、バグを取り除くのも容易になるわけだ。NECラーニングが主催する「効果的なレビューの進め方」では、品質のカギを握るレビューの正しい方法や代表的なレビュー技術を習得できる。高いレベルでレビューできることは、どの工程を担当するエンジニアにとっても大いに武器になるはずだ。

セミナー情報
効率的なレビューの進め方
主催:NECラーニング
開催日:4月23日(水)
受講料:3万1500円(税込)

実践的な事例での講義によって、実務に生かせるレビュー学習を行なう。「ISO9126を活用したレビュー」や「インスペクション技法」といった実際の技法だけでなく、レビューに対する課題を検討するプログラムで、レビューに関するさまざまな問題に対応できる能力を身に付けられる。

リーダーになるなら、やっぱり「コーチング力」を身に付けよう!

 今春からリーダーのポジションに就く人も多いだろう。リーダーの大切な業務のひとつが部下の育成であり、部下が成長することで全体のチーム力も高まる。しかし、リーダーになってみたものの、一朝一夕には部下を上手に指導できない人も多いはずだ。その原因には、自分が満足なOJT(On-the-Job Training)を受けられなかったため、OJTの仕方が分からないということなどもあるだろう。部下育成に最も重要なスキルは何かというと、ずばりそれはコーチングだ。正しいコーチングをすることで、部下は自ら問題を考えて行動する自発的な人材に変わるのだ。

 グローバル ナレッジ ネットワークが主催する「はじめてみよう!ビジネスコーチング入門~自律型の部下やメンバを育てたいマネージャやリーダーのために~」では、部下の潜在能力を引き出し、支援するコーチングの基礎が学べる。4月に、部下との信頼関係の築き方やリスニングスキルなどのテクニックを身に付けることで、1年後の部下の成長やチーム力が大きく変わるだろう。

セミナー情報
はじめてみよう!ビジネスコーチング入門~自律型の部下やメンバを育てたいマネージャやリーダーのために~
主催:グローバル ナレッジ ネットワーク
開催日:4月14日(月)15日(火)の2日間
受講料:10万5000円(税込)

リーダー初心者向など、コーチング初心者向けのセミナー。信頼関係の構築(ラポールの構築)やアクティブ・リスニング、承認(アクノリッジメント)の言葉、効果的なフィードバック方法といった基本スキルを、実演やロールプレイを通じて習得する。

 今回は4月に身に付けることで、より実務に効果が出ると思われるスキルを取り上げ、それぞれのセミナーを紹介してきた。このほかにも、多分野、多レベルに渡ってさまざまなセミナーが開催されている。こうしたセミナーは、平日に開催されることが多く、受講料も個人で負担するのには高額なものが多い。日常業務の合間に、新しいスキルを身に付けることもできるが、現実として非常に困難なことだ。しかし、自分のスキルが高まることは、会社にとってもプラスなことなので、積極的にセミナー参加を提案し、選ぶべきセミナーを上手に活用してスキルアップしたい。

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