3つのマイクを利用して指向性をコントロール
MGR-A7の上部には3つのマイクを内蔵されている。一般的なダイナミック型より感度の高いコンデンサー型のマイクで、微細な音も繊細に表現できるという特徴がある。また、マイク部分を浮かせたフローティング構造とすることで、録音中に本体を操作する際の雑音が入りにくい設計にしたということだ。
内蔵マイク
録音時には「モノラル」「ステレオ」「3マイク録音」の3つのモードが選べる。ステレオは左右マイクのみを使用して周囲360度の音を均等に拾う設定、3マイク録音はこれにセンターマイクも加え、やや前方の指向性を高めた設定だ。ステージの音を拾う際などに有利で、周囲の雑音を拾いにくいという特徴を持つが、若干ハイ上がりの特性となる。
| 内蔵マイク録音モード | |
|---|---|
| モノラル録音 | 正面のマイクのみで前方に指向性を持たせたモノラル録音を行なう |
| ステレオ録音 | 左右2つのマイクによりの周囲の音を録音する |
| ステレオ3マイク録音 | 3つのマイクすべてを使って、前方の音をステレオ録音する |
モノラル/ステレオ/3マイクの各録音モード時の志向性の図
本体にはプリセットのイコライジングを さらに、録音する音源に合わせて、6種類の「録音イコライザー」を選択することが可能となっている。音楽演奏向けの「MUSIC」のほか、会議用の「VOICE」、騒音を抑える「NOISE CUT」などがある。録音のモードに合わせると、ヘッドホンで効果をモニターできるので、最適なものを選ぶようにするといい。
