このページの本文へ

値段はアリ? ほんとに薄い? ThinkPad X300緊急座談会

2008年03月13日 09時00分更新

文● 小浜雅胤(編集部)

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

バッテリー駆動時間は約3時間と短い


遠藤 ところでバッテリーはどんくらいもつの? え!? 3時間、ちょっと短いな。

O 6割と考えて実動では1.8時間ぐらいですかね。光学ドライブと交換で拡張バッテリーを追加できるから、足りない人はそうするといいんじゃないですかね。

ThinkPad X300の拡張バッテリー

拡張バッテリーにより、カタログ上の駆動時間は最大約8.2時間まで延ばせる。しかしその場合、オプションの6セルバッテリー(1万8060円)と、光学ドライブを取り外して装着する3セルのベイ・バッテリー(1万6695円)を同時に利用する必要がある。


バッテリーを外したところ

標準の3セルバッテリーは底面の手前側に搭載する

ACアダプター

ACアダプターはX61に付属のものと同等。サイズは幅41mm×奥行き102mm×高さ29mm、重量は294g

右側面

右側面にはDVDスーパーマルチドライブを搭載。ドライブは本体背面のネジを1本外すだけで取り外せる。ここにオプションの拡張バッテリーを収納することも可能

左側面

左側面にはUSB 2.0×2とマイク端子、ヘッドフォン端子を搭載

背面

背面にはUSB 2.0×1、アナログRGB出力(ミニD-Sub15ピン)、Gigabit Ethernet、ワイヤレスLANのスイッチが並ぶ。なお、X61に搭載されていたIEEE 1394、SDメモリーカードスロットは廃止。またPCカード、CFカード、ExpressCardスロットもないので、各社の通信カードを差しっぱなしにして利用できないのは残念だ

ああああ

デザインは変えるべきではない


 ひょこひょことデザインが変わる製品は信用できない。そう考える自分にとって、ThinkPadの伝統がきちんと守られている点は安心につながる。ラッチのつくり、天板の強度、電源のコネクター周りの作り込みなどは、目新しさだけを求めて製品を開発すると、しわ寄せが来る部分だが、この点にも不安はない。

 パソコンである以上、中身が変わっていくのは仕方ないが、入れ物の部分はノウハウの蓄積がモノをいう部分であり、そう簡単に変えてはいけない部分だと思う。この点は自動車と通じる部分がある。ThinkPad X300は、シリーズでは最薄の筐体を採用しているが、同時に過去のThinkPadで培った技術がしっかりと盛り込まれている。その意味で、安心と信頼感を与える製品に仕上がっていると思う。

(足立)

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中