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新機能も躊躇しないで大丈夫――SAPジャパンがERPの機能拡張の第3弾を発表

2008年03月06日 20時54分更新

文● アスキービジネス編集部

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SAPジャパンは、3月6日、「SAP ERP 6.0」の機能拡張パッケージの第3弾を発表した。今年第2四半期から同社のERPユーザーに対して無償で提供する。


選べる新機能、1400種類以上を追加


 SAPジャパンが発表したのは、同社の主力製品であるERPパッケージ「SAP ERP 6.0」の機能拡張「エンハンスメントパッケージ」の第3弾。ERP 6.0のユーザー企業に対して無償で提供される。提供開始は今年第2四半期(4~6月)中の予定。

SAPジャパン カスタマーイノベーションセンター ビジネスアプリケーション マネージャーの松村浩史氏

 SAPは、2006年に出荷開始した現行バージョンのERP 6.0から、アップグレードの方針を転換。システム全体の新バージョンへの切り替えによるアップグレードではなく、エンハンスメントパッケージを追加インストールすることで機能拡張できるようにした。同パッケージはこれまでに2度リリースされていて、「年に1~2回程度」(カスタマーイノベーションセンター ビジネスアプリケーション マネージャーの松村浩史氏)の頻度で提供される。なお、エンハンスメントパッケージは機能拡張を目的としたものであり、バグ修正や法規制対応のための「サポートパッケージ」とは異なる。

エンハンスメントパッケージは、SAP ERP上に追加していく機能拡張パッケージ
エンハンスメントパッケージの第3弾で追加された機能の例(一部)

 今回発表された第3弾では、財務/人事/購買といったERPのコアモジュールの機能強化に加え、小売/卸売/公共サービスなどの業種固有の新機能を追加。新機能は1400種類以上にのぼるという。

 エンハンスメントパッケージの利点は、バージョンアップに伴うユーザーの負担を軽減できることにある。松村氏は「作業の手間やシステムをいったん止める必要性から、アップグレードを躊躇するユーザーも多かった。システムを安定的に動かしながら新しい機能を使ってもらえる」と話す。

 また、エンハンスメントパッケージは、新機能の中からユーザーが実装するものを個別に選択できるようにしている。システム全体のUIや操作性にも影響が及ぶ従来型のアップグレードに比べて、ユーザー教育やテストにかかるコストを抑えられるのも特徴だ。

 SAPジャパンでは今後、PLMやSCM、CRMといった他の業務アプリケーションでも同様にエンハンスメントパッケージをリリースしていく方針。なお、ERP 6.0以降の新バージョンについては「存在や時期を含めて現時点では答えられない」(松村氏)と説明する。

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