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陸自とNTTが「首都直下地震発生を想定した共同実働訓練」を実施

最強のプロバイダーは陸自!? 首都が壊滅してもブログは更新できる!

2008年03月08日 20時00分更新

文● 伊藤 真広

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いよいよ訓練開始! ……あれ?ホントに始まったの?

 ブリーフィングが終了後し、テントを出ると訓練開始間近! 訓練場の空気が張り詰めて、緊張は一気に高まる。そして訓練開始の合図!

 しかし、だれも動かず……

 待つこと数分、はるか上空よりヘリのローター音が鳴り響く。肉眼でもその形がわかるくらいまでヘリが近づいたとき、NTT茨城支店の緊急車両がサイレンを鳴らしながら訓練場に近づいてきた。ヘリが到着すると、緊急車両が訓練場に進入し、ヘリのほど近くに横付け。NTT職員が車両より駆け出して、搭載していた機材の数々を自衛隊の隊員と協力してヘリに積み込み始めたのだった。機材の積み込みが完了すると、再びヘリは上空へと舞い上がり、訓練の第一段階は終了だ。

双発の大型輸送ヘリCH-47J チヌーク。全長30.18mあり、定員は55名。車両も2台搭載出来る

UH-1J ヒューイは山林火災の消火活動などでも活躍する万能ヘリ。11名の人員を輸送出来る

ヘリが着陸すると同時にNTT茨城支店のスタッフと、機材を満載したバンやトラックが訓練場に進入し、ローターの回るヘリを恐れることなく横付けし、機材搬入を開始

機材の積み込み完了

NTT職員とヘリ要員が協力し、わずか数分で機材の積み込み作業が完了した

大型機材積み込み

チヌークには大型の機材が多数積み込まれていた

最後の機材が積み込まれると、ヘリはすばやく大空へと舞い戻っていった

 ヘリ着陸から機材積み込み、離陸までの一部始終を動画に収めてみたので、16分と非常に長いがご覧いただきたい。

 引き続き第二段階が始まり、先ほど機材を積み込んで離陸した輸送ヘリが再び訓練場へ舞い戻り着陸。すかさず今度は自衛隊の車両が近づき、ヘリに搭載していたNTTの機材の数々を自衛隊の輸送車両に積み込み、避難所や被災地として設定されたポイントへ運び入れた。これで訓練第二段階の被災地へのNTT機材の輸送は完了。

自衛隊トラック

自衛隊は我々を訓練場まで運んできたのと同じタイプのトラックで訓練場に進入

着陸したヘリに同乗していたNTT職員と協力し、機材をトラックへと移し変えていた

(次ページへ続く)

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