(株)ウィルコムは3日、6月の提供開始を目指し、米インテル社の「Atom」(関連記事)搭載の「モバイルコミュニケーションマシン」を開発中であると発表した。シャープ(株)、マイクロソフト(株)、インテル(株)の協力を得て開発を行なっているという。
開発中の「モバイルコミュニケーションマシン」では、インテルが次世代モバイル機器向けに開発を進めている処理性能と低消費電力の両立を実現する「Atom」プロセッサーを搭載。OSにはマイクロソフトの「Windows Vista」を採用し、幅広いアプリケーションとの連携やネットワークサービスの利用が可能だという。さらに、ディスプレーにはシャープ製の高精細ワイド液晶パネルを搭載し、モバイル端末でありながらWindows Vistaの機能をフルに利用できるようにしたという。
「モバイルコミュニケーションマシン」ではまた、移動体通信と有線通信を融合したFMC(Fixed Mobile Convergence)サービスとの高い親和性を目指す。また、ウィルコムが「次世代PHS」で実現を目指しているワイヤレスブロードバンドも視野に入れているという。
なお、製品については4月下旬に記者発表を予定しており、その場で詳細仕様を発表するという。
