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シリーズ【疑問】 第21回

料金や契約のナゾを解消! よく分かる、イー・モバイルの電話サービス

2008年02月27日 23時51分更新

文● 広田稔(編集部)

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 イー・モバイル(株)が3月28日から始める電話サービス(関連記事)。記者発表会では何かと「0円」が強調されていたが、実際のところは安く済むのだろうか? イー・モバイルの資料と取材を元にまとめた。

発表された2種類の電話端末。左は台湾HTC製のスマートフォン「S11HT」。右は東芝の折りたたみ型端末「H11T」



料金について


基本料0円

必ずしも「基本料0円」=「毎月の支払い0円」というわけではない

 「基本料0円」と言われているけど、毎月0円で使えるってこと?

 必ずしもそうではない。新規で電話サービスのみ利用の場合は、パケット使用料金などで最低1000円は必要になる。一方で、イー・モバイルのデータカードやEM・ONEの利用者が電話端末を買い増しすると、条件によっては電話の月額支払いを0円にできる(後述)。


 一定期間契約し続けることを条件に、端末購入価格が安くなる「期間契約割引」は利用できる?

 利用できる。ユーザーは端末購入時に下記の4種類の買い方を選べる。

期間契約割引
名前 契約期間 割引金額
ベーシック なし なし
ベーシック(年とく割) 1年 月1000円
新にねん 2年 合計4万8000円割引
(端末代金2万4000円引き、月1000円引き×24ヵ月)
新にねん(ご加入アシストにねん) 合計4万8000円割引
(端末代金4万8000円引き、月額割引なし)

 「ベーシック」は期間契約割引がないパターン。「ベーシック」に「年とく割」を組み合わせると、1年契約の代わりに、毎月の利用料から1000円が差し引かれる。「新にねん」と「新にねん」(+ご加入アシストにねん)はともに2年契約で、合計4万8000円の割引が受けられる点は同じ。異なるのは、新にねん+ご加入アシストにねんでは、端末購入時に一気に4万8000円が引かれるため、新にねんのみより、導入コストがより安くなる点だ。

契約解除料

 期間契約割引を途中で解約するには、契約解除料が必要になる。解除料は「ベーシック」(年とく割)の場合、1年以内に解約すると一律3150円。

 「新にねん」では、2万4000円を頭に月1000円ずつ減っていく。例えば、1年経過後は1万3000円、2年経過後は1000円といった具合だ。「新にねん」(ご加入アシストにねん)は、最初が4万8000円で月2000円ずつ減っていく。1年経過後が2万6000円、2年経過後が2000円だ。


EM・ONEやデータカードなど

EM・ONEやデータカードなどのデータ向け端末と、電話端末を併用するときは、毎月1000円の割り引きが受けられる「ケータイプランデータセット」に申し込める

 すでにイー・モバイルのデータ専用端末を持っているのですが、割引を受けられる?

 受けられる。音声端末のみを利用する場合に選べるのは「ケータイプラン」のみだが、すでにデータ用端末を持っていて、音声端末を買い足したい人は、「ケータイプランデータセット」というセット割り引きに申し込める。この場合、データ通信料から毎月1000円が差し引かれる。

 例えば、電話を買い足す場合、購入時に「ベーシック」(年とく割)か「新にねん」を契約して、完全に待ち受けとして使えば、データ端末用の月額基本料金(期間契約割引によって4980円か5980円)を支払うだけでOK。電話端末は基本料0円で運用できる。

料金プラン
名前 対象ユーザー 基本料金
ケータイプラン 全ユーザー 電話基本料 0円
データ通信料 2000~5980円
ケータイプラン
データセット
データ用端末を「データプラン」で契約している人 電話基本料 0円
データ通信料 0~3980円

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