メールやネット接続について
Q 他社の携帯電話にメールできる?
A 東芝端末は、オプションの「EMnet」(エムネット)への申し込みが必須(月額315円)。「●●●@emnet.ne.jp」のメールアドレスが割り当てられて、メールが使えるようになる。HTC端末はEMnet加入のほか、Windows Mobileのメールソフトを使って、自分で用意したメールアカウントも使える。
Q 端末でインターネットは見られる?
A 東芝端末/HTC端末ともに、EMnetに加入することで、ケータイ向け勝手サイトやPC向けサイトにアクセスできる。さらにHTC端末は、Windows MobileのウェブブラウザーでPC向けサイトを閲覧可能だ。
Q パソコンのモデムとして使える?
A 使える。HTC端末/東芝端末ともに、USBケーブルまたはBluetoothでの接続に対応している。
HTC端末の場合、Windows側の機能を利用する。Windows XP/2000、WindowsServer 2003では「ActiveSync」(バージョン4.5以上)で、Windows Vistaでは「Windows Mobile デバイスセンター」(バージョン6.1)で接続可能だ。
東芝端末では、付属のCD-ROMに含まれるソフトを使う。USB接続時はWindows Vista/XP/2000に対応したUSBドライバーを、Bluetooth接続時はWindows XP/2000対応の「Mobile Sync」をそれぞれ利用すればいい。ちなみにMobile Syncはパソコンとの連携用ソフトで、住所録やカレンダーのデータを同期する目的にも使える。
Bluetoothのバージョン
東芝端末はBluetoothの規格がバージョン1.2なので、実効で最大約721Kbpsでしか通信できず、最大3.6Mbpsというイー・モバイルの速度を生かしきれないケースもある。一方、HTC端末なら、実効で最大約2.1MbpsのBluetooth 2.0対応だ。通信速度は場所や状況によって変わるため一概に言えないが、Bluetooth接続ではHTC端末のほうが高速なアクセスが可能だろう。
Q データ通信費はいくらくらいかかりそう?
A 人によって異なるが、画像の多いサイトをよく閲覧するなら、すぐに上限の5980円(「新にねん」の場合は4980円)に到達するだろう。
ケータイプラン/ケータイプランデータセットには、無料データ通信費が1000円分(23825パケット、約3MB)含まれている。これは60文字程度のメールを2万3825通送れるということだ。ただし、両プランでは、データ通信費が1パケット0.042円と若干高いため、ネットを頻繁に利用すると上限の5980円(14万2400パケット、約17MB)にすぐ到達する。
Q イー・モバイルのエリア圏外でネットに接続したい場合には、どうしたらいい?
A HTC端末は無線LAN(IEEE 802.11b/g対応)を備えているので、公衆無線LANサービスを利用できる(関連記事)。東芝端末は、ローミングサービス(後述)に申し込めばつなげる。ローミングのデータ通信料は、1パケット0.0735円だ。
パソコンのモデムとして使う場合の対応OSを加筆しました(2008年2月28日)
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