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キャラクターに注目した展開にも期待したい

【特別企画】アイドルマスター ライブフォーユー!誕生秘話(後編)

2008年02月27日 14時00分更新

文● 千駄木和弘/編集部 飯塚岳史

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ゲーム版のアニメ展開についてはまず様子を見てから


―― 今回の限定版にはオリジナルアニメDVDが同梱しますが、これの本格展開とかはどうでしょうか?

 それについては今回の動向を見てからですかね。そもそも、今回のL4U!では「765プロ感謝祭」というライブに参加するストーリーがあり、アイドルファンの主人公と事務所の音無小鳥、それとアイドル達の会話というか、絡みを表現できればいいなと思って「じゃあアニメにしてみるかー!」と作成しました。

限定版には、「765プロ感謝祭」前のアイドル達の様子を描くオリジナルアニメDVDが同梱される

 限定版を購入できなかったユーザーのために、アイドラ風に配信することも考えてみたんですが、アイドラも実は大きな制約の中で作っているので、ハードルをいっぱい越えないといけないなぁと。


―― レーティングについて、前作は「CERO C」(15歳以上推奨)でしたが、今回は「CERO B」(12歳以上推奨)に下がっていますよね。その要因は何でしょう?

坂上氏:前作のアイマスがCERO Cだったのは、やはり「胸に触れたり」、「美希シナリオがちょっと暴走してた」ことですね。もう確実にCERO Cでした。今回は「CERO A」(全年齢推奨)でも行けるかな、と思ったんですけど、あずさの水着がCERO Bになるかな、という判断でした。1人だけちょっと胸が大きくて目立ってますからね。同じビキニでも春香の水着は全く問題ありませんでした(笑)。


―― ところで、前作は国内販売のみでしたが、本作も国内のみになるんでしょうか?

坂上氏

身振り手振りでそのときの状況を語る坂上氏

坂上氏:おっしゃるとおり、アイマスシリーズは国内での展開しかしていないのですが、なぜか海外のファンからファンレターが送られてきます。似顔絵つきのメールや、海外でも販売してくれ~、なんて要望も多く頂きました。

 ただ、北米でアイマスをこのまま出そうとすることは難しいんですよ。アイマスに出てくるキャラクターは、見た目も設定も子供ですよね。プレイヤーであるプロデューサーは大人です。大人が子供に対して労働を強いたり、暴力を感じされる行為は、向こうではもうそれだけで「アウト!」(犯罪)なんです。

 例えば、タッチコミュで頭をつつくシーンがあるんですが、たとえ軽くつついたとしても「女の子にそんな暴力を振るうなんて!」と思われてしまうんですね。パイタッチ(胸に触る)コミュなんてした日には絶句されて、もう「そんな気配すら消してくれ!」と目をしかめられてしまいます。なので北米での展開はそのあたりをクリアしないと、ちょっと遠いですね。

―― では、アジア方面に関してはどうでしょうか?

坂上氏:そうですね、今回のL4U!に関しては、実はアジアでは発売が予定されています。残念ながらローカライズされてはいませんが、音楽は世界共通言語ですので楽しさは伝わると思います。

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