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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第42回

「頭かくして耳かくさず」 隠れんぼ猫を撮ろう

2008年02月27日 00時00分更新

文● 猫写真家 荻窪圭

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隠れんぼ猫撮影はピントがキモ


 公園のように自然が多い場所では低木の奥が定番。そこに入っちゃえばなかなか見つからないもの。特に春から秋は葉が茂るので、人間の目線から完全に隠れちゃうのだ。

公園の茂みにいた猫

たまたま見つけた猫をそっとしゃがんで撮影(2005年5月 キヤノン「Powershot S2 IS」)

 でも冬になるとそうはいかない。葉が落ちちゃうので、隠れてるつもりが丸見えだったりするのである。

丸見えな猫

丸見えだけどその分枯れ葉のベッドと枝の隙間からはいる日差しが気持ちよさそう(2008年2月撮影 キヤノン「IXY DIGITAL 20 IS」)

 こういう隠れんぼ猫を撮るときのポイントは、なんといってもピント。特に低木の中だと手前の枝にピントが合っちゃって、“肝心の猫はぼけちゃった”となりやすい。もしAFの設定ができるカメラなら、マルチAF(画面上のどこにピントを合わせるかをカメラが自動的に決定する機能)ではなく、中央一点AF(中央にのみピントを合わせる)を使い、猫の顔や胴体など手前に邪魔者がはいらないとこでピントをしっかり合わせてから撮るべし。


筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走り回りながら面白いものを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)。密かにネコ動画ポッドキャストも更新中。



*次回は3月5日掲載予定

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