躍進したBridge!これだけでも買う価値大
前述のとおり、上位版と同等のCS3をベースとした「Adobe Bridge」が備わった。ここでは、新Bridgeの進化した点をまとめよう。
まず、Exif情報を確認しやすくなった点に注目したい。シャッター速度やISO感度など表示可能な情報量が増えたほか、従来のBridgeでは表示範囲を広げないと見えにくかった情報がひと目で確認できるようになった。また、これまでも表示方式を変更すればRAWデータのサムネールを表示できたが、本バージョンではプレビュー画面をクリックするだけで部分的に100〜400%まで拡大して確認でき、現像前のピントチェックがスムーズに行える。
素早く目的の写真を検索できる「キーワード」設定を備えるなど、写真を効率的に管理できるよう工夫。サムネールをドラッグ&ドロップして、ほかのフォルダーに移動/コピーできるほか、不要なファイルの削除も可能だ。
Bridgeは単体でも動作するため、画像管理ソフトとしてもぜひ活用してもらいたい。
【Conclusion】
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CS3から受け継がれた多彩なレタッチ機能を備えたソフトが、お手頃価格で手に入る。インテルMacにも対応し、パフォーマンスが向上した点も見逃せない。
×
Windows版との違いがなく、新鮮味に欠けている。また、全画面を使うインターフェースのサイズを変更できないため、少々窮屈に感じられることもある。
(MacPeople 2008年4月号より転載)