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日本のノートパソコンを支える工場を見た

島根富士通、ノートパソコン生産2000万台を達成! (3/3)

2008年02月25日 09時00分更新

文● 編集部 小西利明

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祝2000万台! そして3000万台へ向けて

2000万台出荷を祝したテープカットとくす玉割り

2000万台目となるLOOX Rが登場すると、テープカットとくす玉割りが行なわれて、2000万台出荷を祝した

 22日夕刻には、2000万台出荷を祝する式典が工場B棟2階にて執り行なわれた。式典には富士通 経営執行役 パーソナルビジネス本部長の五十嵐一浩氏など、富士通と島根富士通の幹部が出席。IT系媒体や地元民放テレビ局などの報道陣が囲む中で、台に乗せられた2000万台目が登場した。

 栄えある2000万台目は、LOOXシリーズの最新機種の「FMV-BIBLO LOOX R70Y」。それも液晶ディスプレー部天板に、目にも鮮やかな「イタリアンレッド」のパネルを使った「LIMITED EDITION」である。1000万台目は黄金のFMV-BIBLO NBだったので、ちょっと残念?

2000万台目となった「FMV-BIBLO LOOX R70Y」の記念モデル

栄えある2000万台目の栄冠を得た「FMV-BIBLO LOOX R70Y」の記念モデル。同様の仕様のモデルが、富士通の直販サイト「WEB MART」にて222台限定で販売される

記念モデルの背面は、スポーツカーのような「イタリアンレッド」

記念モデルの背面は、スポーツカーのような「イタリアンレッド」。写真右側中央には「LIMITED EDITION」の文字が

 2000万台目が登場すると、幹部によってテープカットとくす玉割りが行なわれ、幹部を代表して五十嵐氏が祝辞を述べた。五十嵐氏はまず17年に渡る工場の歴史に触れ、同業他社がコスト削減のため生産拠点を海外に移す中で、日本での生産にこだわった苦労をを振り返った。そして、品質こそが島根富士通の強みであるとして、さらなる生産性の改善に期待を示した。

祝辞を述べる富士通 パーソナルビジネス本部長の五十嵐氏

「島根富士通 出荷2000万台記念」の垂れ幕の前で祝辞を述べる富士通 パーソナルビジネス本部長の五十嵐氏。式典が行なわれていた周囲では、他のラインがいつもと同じように製造を続けていた

 さらに、富士通のパソコン事業は、企画・開発から製造、販売、サポートからリサイクルに至るライフサイクルのすべてを、自ら手がけるのがポリシーであると述べ、「島根富士通はこれからも、お客様の満足いただけるような最高の製品作りを続けていただきたい」と激励し、式典を締めくくった。

 年間250万台前後のペースで生産すれば、4年後の2012年には3000万台目に達することになる。PC業界で4年先がどうなっているかは分からないものだが、ぜひとも3000万台目の出荷も、島根で実現していただきたいものである。

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