祝2000万台! そして3000万台へ向けて
22日夕刻には、2000万台出荷を祝する式典が工場B棟2階にて執り行なわれた。式典には富士通 経営執行役 パーソナルビジネス本部長の五十嵐一浩氏など、富士通と島根富士通の幹部が出席。IT系媒体や地元民放テレビ局などの報道陣が囲む中で、台に乗せられた2000万台目が登場した。
栄えある2000万台目は、LOOXシリーズの最新機種の「FMV-BIBLO LOOX R70Y」。それも液晶ディスプレー部天板に、目にも鮮やかな「イタリアンレッド」のパネルを使った「LIMITED EDITION」である。1000万台目は黄金のFMV-BIBLO NBだったので、ちょっと残念?
2000万台目が登場すると、幹部によってテープカットとくす玉割りが行なわれ、幹部を代表して五十嵐氏が祝辞を述べた。五十嵐氏はまず17年に渡る工場の歴史に触れ、同業他社がコスト削減のため生産拠点を海外に移す中で、日本での生産にこだわった苦労をを振り返った。そして、品質こそが島根富士通の強みであるとして、さらなる生産性の改善に期待を示した。
さらに、富士通のパソコン事業は、企画・開発から製造、販売、サポートからリサイクルに至るライフサイクルのすべてを、自ら手がけるのがポリシーであると述べ、「島根富士通はこれからも、お客様の満足いただけるような最高の製品作りを続けていただきたい」と激励し、式典を締めくくった。
年間250万台前後のペースで生産すれば、4年後の2012年には3000万台目に達することになる。PC業界で4年先がどうなっているかは分からないものだが、ぜひとも3000万台目の出荷も、島根で実現していただきたいものである。