富士通(株)の関連会社である島根富士通(株)は22日、同社で製造されたパソコンの生産台数が累計2000万台を達成したことを発表した。
同日、同社本社工場では2000万台出荷の記念式典が行なわれたほか、報道陣に対して工場の生産ラインの公開が行なわれた。ここでは貴重な工場内部の様子と、品質向上に向けた同社の取り組みについて紹介したい。
島根から日本へ、世界へ送り出される
FMVのノートたち
富士通のノートパソコンは、日本のみならず世界に出荷されるすべてが、島根県にある島根富士通の本社工場で製造されている。ちなみにデスクトップパソコンは、福島県の富士通アイソテック(株)で製造されている。
工場のある一帯は斐川町の工業団地となっている。地図を見てのとおり、山陰自動車道の入り口や出雲空港にほど近い場所にあり、物流の便がいい土地だ。加えて、地盤が強固で地震にも強い土地柄である点が、工場設立に際してのポイントになったという。
工場の設立と操業開始は、今から18年前の1990年。FMVシリーズはまだなく、FMRシリーズや、CD-ROMドライブ搭載のマルチメディアパソコンとして一世を風靡した「FM-TOWNS」などの製造が行なわれていたという。
工場のロビーには同社の歴史を示す年表が、工場で生産された節目の台数のマシンと共に展示されている。それによると、1995年にFMVシリーズのノートパソコン生産に特化し、それからはノートパソコン一本で今に至る。
一気に飛んで、2000年7月の500万台目「FMV-BIBLO NE4/50C」(左)と、2003年6月の1000万台目である黄金の「FMV-BIBLO NB18D/F」。2000万台目もここに並ぶのだろうか
節目の台数を記録した際の歴代記念マシンも展示されていた
大手メーカーのノートパソコン全量を生産しているだけに規模は大きく、敷地面積は18万m2、従業員は1600名。A棟とB棟の2棟があり、いずれも2階建てとなっている。2棟による年間の生産台数は約240万台(直近の数字)に達するという。来年度には約260万台と、さらなる増産も予定されているようだ。















