ISO 800までは常用レベル
ここでは、感度ごとの違いを中心に見ていこう。基本的にカメラ任せの設定。レンズに関しては「DT 18-250mm F3.5-6.3」を使用。1本で、27mmの広角から375mmの超望遠までの画角をカバーできてしまうので、レンズを付けっぱなしの状態で気軽に使いたいという層にはオススメだ。
まず日中の撮影サンプルでは、空の部分にどの程度「荒れ」が生じているかを中心に見ていただくのがいいと思う。筆者の印象としてはISO 800までは変化はなし。低感度に比べて、高感度では若干イエローが浮いてくるようだ。しかし、それも気にするほどのことではない。
写真は九段下から明け方の丸の内方面を撮影したもの。赤みがかった空の色と、手前の暗い部分にどの程度ノイズが載るかをチェックしてみた。
ここでもISO 1600以上になると若干色味に変化が出てくる。Dレンジオプティマイザーに関してはこのシチュエーションではオフにしてある。手持ち撮影のため、ISO 100のサンプルに手ブレがあるが、ノイズレベルの比較には利用できると思うので参考までに掲載している。