既存のDVIを超える高解像度デジタル映像出力を実現する新規格「DisplayPort」を搭載する「GeForce 9600 GT」搭載のビデオカードGainward製「Bliss 9600 GT 512MB GS」のサンプル版がTWOTOP秋葉原本店で展示中だ。
「DisplayPort」はVESA(Video Electronics Standards Association)が策定した次世代デジタルインタフェースのひとつ。すでに普及が始まっているHDMIと同様に1本のケーブルで映像信号と音声信号を送ることができる。信号線1本の信号伝送速度は最大2.7Gbps。これを4本束ねケーブル1本当たりの信号伝送速度は最大10.8Gbpsとなる。
実際に搭載カードが出てきた今回の「GeForce 9600 GT」はもちろん、先日発売されたDirectX 10.1対応の「Radeon HD 3000」シリーズでも「DisplayPort」に正式対応済み。また、デルの30インチワイド液晶ディスプレー「3008WFP」などがインターフェイスに「DisplayPort」を備えている。
国内では久々の登場となるGainwardの「Bliss 9600 GT 512MB GS」は、ヒートパイプ採用のオリジナルクーラーを採用したことで厚みは2スロット仕様。2段ブラケット部には「DisplayPort」のほか、HDMI×1/DVI×2/SPDIFを搭載している。
その他、主なスペックはコア/メモリ/シェーダークロックが700MHz/2000MHz/1750MHzのオーバークロック仕様。搭載メモリはDDR3 512MB。TWOTOP秋葉原本店によると近日入荷予定で価格は2万3980円とのことだ。