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「ERPのメリットを現場もBIで享受できる」 ローソンソフトウエア、BIを日本市場に投入

2008年02月21日 18時09分更新

文● アスキービジネス編集部

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ERPパッケージ大手ローソンソフトウエアの日本法人、ローソンソフトウエア ジャパンは、2月21日、BI(ビジネス・インテリジェンス)製品の日本語版を市場投入すると発表した。発売は2月25日。同社のERPユーザー向けに提供する。


自動通知機能を備え、業務プロセスと密接に連携


「これまでERPにこだわってきたが、BI(ビジネス・インテリジェンス)に進出することで、データ活用のフェイズまでをサポートできるようになる。当社の顧客にとっても大きなバリューとなるはずだ」――。ローソンソフトウエア ジャパンのカントリーマネージャー代行、木田詞康氏は話す。2月25日、同社はBIアプリケーション「LAWSON ビジネス・インテリジェンス」(LBI)の日本語版を発表した。

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ローソンソフトウエアジャパン カントリーマネージャー代行 木田詞康氏

 LBIは、意思決定に必要なさまざまな情報を一元表示・分析する、WebベースのBIアプリケーション。同社のERPパッケージ「LAWSON M3」と連携するほか、他社のビジネスアプリケーションが持つデータにも対応する。先行する北米ではすでに500社の導入実績があり、今回の日本語投入は「グローバル化の第1弾となる」(ローソンソフトウエア アジア リージョナル・マネージング・ダイレクタのデビット・ホープ氏)という。

 特徴は、「オペレーショナルBI」のコンセプトに基づく機能の充実。オペレーショナルBIとは、アナリストや一部の経営者だけでなく、現場レベルにまでBIを活用しようという考え方。より広いユーザー層の獲得が狙いだ。

 たとえば、「プロアクティブな自動通知機能」。これは、LBI上で扱うデータがしきい値に達したときに、電子メールやダッシュボードに通知する機能。「安全在庫を下回った」「与信限度額を超過した」といったアラートを表示する。アラートをもとに詳細なデータ分析をしたり、ERP(LAWSON M3)の画面を呼び出してデータの変更を加えることも可能。「従来のBIは分析と通常業務が分断されていた。LBIは問題検出から分析・対応まで、密接につながっている。ERPに入力するだけだった現場担当者も、メリットを得られる」とソリューションマネジメント部ソリューションコンサルタントの武田 寛氏は話す。

LBIではユーザー層にあわせたダッシュボードを用意する。写真は、経営者向け(左)と現場担当者向け(右)の例。それぞれ左上にはアラートを表示している

 また、ユーザーを「経営者」「アナリスト・中間経営層」「業務担当」の3つに区分。それぞれに適したダッシュボード画面を提供し、使いやすくした。「全社レベルの情報を簡単かつ低い難易度で見る」(経営者)、「業務をサポートする情報をタイムリーに把握する」(業務担当)といった、ユーザーの立場によって異なるニーズに応える。

 BI業界では、大手ベンダーによる専業ベンダーの買収・統合が進む。ローソンは、製造業や流通業などの得意とする業界に特化し、自社のERPとのシームレスな連携を武器にLBIを売り込む考え。「我々自身が業界固有のノウハウを持っている。従来のBIと比べて導入コストと期間が50%削減できるメリットもある」と木田氏は強調した。

 価格は、800万円程度/15ユーザーから。M3(会計・販売・仕入・倉庫・配送)とのセットは、1500万円程度/30ユーザー。新規顧客に対してはLBI単体での販売はせず、M3とセットで販売する。

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