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松下電器、BDに最長18時間録画可能なBD/HDDレコーダー「DIGA」など3機種を発表

2008年02月20日 16時20分更新

文● 編集部 盛田諒

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 松下電器産業(株)は20日、BD/DVD/HDDレコーダー「DIGA」シリーズの新機種としてBD/HDDレコーダー「DMR-BR500」とHDD/DVDレコーダー「DMR-XW320」「DMR-XW120」の計3製品を発表した。DMR-BR500を3月28日に、DMR-XW320、DMR-XW120の2製品を3月25日に発売する。価格は全機種オープンプライス。

DMR-BR500

 全機種がMPEG-4 AVC/H.264エンコーダーを搭載しており、高圧縮かつ高画質なMPEG-4 AVC/H.264 High Profileによって、BSデジタル放送(約24Mbps)をファイルサイズで最大約4分の1に圧縮できる「HEモード」での録画が可能となっている。

 DMR-BR500はこのエンコーダーを利用して、デジタルチューナー搭載のBD/HDDレコーダーとしては業界最長(同社調べ、2月20日現在)のBDへの約18時間録画が可能(HEモード時)である。また、BDビデオの制作を手がける同社の研究所、PHL(Panasonic Hollywood Laboratory)がBDソフトのオーサリング時に使用している高精度色信号技術を搭載することで、映画フィルムの画質を忠実に再現しているという。8bitの映像信号を12bitとして出力できるHDMI 1.3の技術「ディープカラー」に対応する(ディープカラー表示には対応するテレビが必要)。

 BD-R 4倍速ドライブを搭載し、HEモードでHDDに録画した映像を約23倍速でBD-Rにダビングできる。内蔵HDDは250GB、録画可能メディアは内蔵HDDのほか、BD-R、BD-RE、DVD-RAM、DVD-R、DVD-R DL、DVD-RWに対応。受信可能な放送は地上デジタル/地上アナログ/BSデジタル/110度CSデジタル放送。映像出力はHDMI端子×1、D端子×1、Sビデオ端子×1、コンポジットビデオ端子×1を、映像入力はSビデオ端子×2、コンポジットビデオ端子×2を備える。本体サイズは幅430×奥行き315×高さ59mmで、重量は約4.0kg。消費電力は約35W。予想実売価格は13万円前後。

 DMR-XW320DMR-XW120はいずれも、基板の面積を主要部で約25%削減したことなどにより、従来の「DMR-XW300/XW100」(関連記事)と比べて奥行きが約69mmほど小さくなったHDD/DVDレコーダー。デジタル放送2番組同時録画対応のDVDレコーダーとしては業界最薄(同社調べ、2008年2月20日現在)としている。

DMR-XW320/XW120

 DMR-XW320は500GBのHDDを内蔵する。録画可能メディアは内蔵HDDのほか、DVD-RAM、DVD-R、DVD-R DL、DVD-RWに対応。受信可能な放送は地上デジタル/地上アナログ/BSデジタル/110度CSデジタル放送。映像入出力端子はDMR-BR500と同等で、i.LINK端子×2(入出力兼用)が追加されている。本体サイズは幅430×奥行き244×高さ59mm、重量は約3.6kg。消費電力は約37W。予想実売価格は12万円前後。

 DMR-XW120は250GBのHDDを内蔵する。インターフェースはi.LINK端子が1系統となっている。重量は約3.5kgで、消費電力は約35W。そのほかの主な仕様はDMR-XW320と同等。予想実売価格は10万円前後。


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