このページの本文へ

ソニー、失敗写真を防ぐ「おまかせシーン認識」搭載の新サイバーショットを発表

2008年02月18日 15時00分更新

文● 編集部 小西利明

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 ソニー(株)は18日、デジタルカメラ“サイバーショット”シリーズの新製品「DSC-T300」「DSC-W120」を発表した。DSC-T300には、逆光状態や暗所での人物撮影など、撮影に失敗しやすい状況で自動に最適な設定を行なう「おまかせシーン認識」機能が搭載されている。価格は全機種オープンプライス。

サイバーショット「DSC-T200」
「おまかせシーン認識」できれいな写真を手軽に撮れる1010万画素デジカメ“サイバーショット”「DSC-T300」。カラーバリエーションはレッド、シルバー、ブラックの3色

逆光も“夜景+人物”もきれいに撮れる
おまかせシーン認識搭載 DSC-T300

DSC-T300の前面 DSC-T300(ブラック)。Tシリーズを継承する、飾り気のないフラットでソリッドな外観

 新しいDSC-T300は、2007年9月に発表された「DSC-T200」(関連記事1)シリーズの後継機種となる製品だ。フラットなデザインに大型のタッチパネル式ワイド液晶ディスプレー搭載、画像処理エンジン“Bionz”(ビオンズ)による高度な顔認識機能などの特徴は、T200を継承している。

 強化された第一のポイントは、画像処理エンジンによる「おまかせシーン認識」機能の搭載にある。これは手ぶれ補正や顔認識機能といった、“失敗写真を防ぐ機能”として新たに追加されたもので、競合他社の同種機能(例:パナソニックLUMIXシリーズの「おまかせiA」)と同等の効果を備える。

 具体的には、逆光での人物や風景写真などの場合、シーンを自動認識して感度を自動的に増加して被写体のディテールまで写った写真を撮影する。また、夜景と人物では従来、人物にだけ感度や露出が合って背景が奇麗に撮れなかったような状況でも、自動で背景を夜景と認識して高感度撮影を行なう。

 さらに「おまかせシーン認識アドバンス」というモードに設定すると、1度のシャッター操作で異なる設定の2枚の写真を連続撮影できる。例えば逆光撮影時などの場合、1回のシャッター操作でフラッシュ撮影とフラッシュなし高感度撮影など2枚の異なる設定で自動的に撮影を行なう。ユーザーは後に、適切と思われる写真をいずれかから選べばよいというわけだ。

 そのほかにも、笑顔を検出して自動でシャッターを切る「スマイルシャッター」機能も改良された。笑顔の認識率が向上したほか、笑顔のレベルを示す「スマイルインジケーター」が液晶ディスプレーに表示されるようになった。また、大人と子供が画面に映っている場合、子供を常に優先してフォーカスする設定も加わった。

T300の背面 T300の背面。3.5インチワイドサイズの大きなディスプレーが占め、ボタン類は背面には一切ない

 スペック面では、撮像素子がより高画素化され、有効1010万画素のCCDを搭載した(T200は同810万画素)。レンズは光学5倍ズームのカール ツァイス“バリオ・テッサー”。レンズシフト方式の光学式手ぶれ補正機能も備える。背面の液晶ディスプレーは、縦横比16:9の3.5インチワイドサイズ(約23万画素)で、タッチパネルによる操作が可能となっている。

 全体のデザインはT200を踏襲しているが、「操作しにくい」という意見もあったズームボタンは、本体上部から右上に移され、サイズを変えずに操作しやすく改良された。それ以外のボタン類はなく、タッチパネル上で操作する。

 別売りの「サイバーショットステーション CSS-HD1」と組み合わせた、ハイビジョン画質での静止画表示機能や、音楽付きスライドショー機能「音フォト」も従来どおり備える。記録媒体はメモリースティック デュオ/PRO デュオ/PRO-HG デュオに対応するほか、カメラ本体にも約15MBのフラッシュメモリーを内蔵している。付属バッテリー「NP-BD1」による撮影可能枚数は約260枚

お詫びと訂正:掲載当初、“ハイビジョン画質での静止画撮影機能”と記載していましたが、正しくは静止画表示機能でした。ここに訂正するとともに、お詫びいたします。(2008年3月4日)

 主な仕様は以下のとおり。発売日は3月7日の予定で、予想実売価格は4万8000円前後と想定されている。

DSC-T300の主なスペック

撮像素子 有効画素数
1/2.3型 約1010万画素
レンズ
カール ツァイス“バリオ・テッサー”、焦点距離 f=5.8~29.0mm(35mmフィルムカメラ換算時33~165mm相当)、F値 F3.5-4.4
ズーム機能
光学 5倍
液晶パネル
3.5インチワイド/約23万画素
バッテリー撮影枚数(CIPA準拠)
約260枚
サイズ/重量(撮影時)
幅94×奥行き21.4×高さ59.3mm/約177g


エントリー機にもスマイルシャッター搭載
DSC-W120

エントリー向けデジカメ「DSC-W120」
スマイルシャッターを搭載したエントリー向けデジカメ「DSC-W120」。カラーバリエーションは左から“アクアブルー”“ブラック”“ラベンダーピンク”“シルバー”

 もう1機種の新製品「DSC-W120」シリーズは、モードダイヤル搭載などオーソドックスな機能を備えたエントリー向けコンパクトデジタルカメラである。2007年2月に発表された「DSC-W80」(関連記事2)の後継機種である。

DSC-W120(シルバー) DSC-W120(シルバー)。光学ズームは4倍と、やや強化された

 従来機種にも顔認識機能は搭載されていたが、新しいW120にはスマイルシャッター機能が追加された。一方でT300が備える「おまかせシーン認識」は搭載しない。

 撮像素子は従来機種と同じ、有効720万画素CCDを採用。レンズシフト方式の光学式手ぶれ補正機能を備え、レンズは光学4倍ズーム機能を持つ。背面の液晶ディスプレーは縦横比4:3の2.5型(約11万5000画素)。タッチパネル機能は備えない。背面には操作モードを設定するモードダイヤルを搭載。設定モードが見た目で分かりやすい。

W120の背面 W120の背面。ディスプレー右にモードダイヤルや4方向キーなどが備わるオーソドックスなデザイン

 ハイビジョン画質での静止画表示機能や音フォト機能については、T300と同様に備える。記録媒体も同様で、内蔵メモリー約15MBと、メモリースティック デュオ/PRO デュオ/PRO-HG デュオに対応する。付属バッテリー「NP-BG1」による撮影可能枚数は約350枚

 主な仕様は以下のとおり。発売日は3月7日の予定で、予想実売価格は2万8000円前後と想定されている。

DSC-W120の主なスペック

撮像素子 有効画素数
1/2.5型 約720万画素
レンズ
カール ツァイス“バリオ・テッサー”、焦点距離 f=5.35~21.4mm(35mmフィルムカメラ換算時32~128mm相当)、F値 F2.8-5.8
ズーム機能
光学 4倍
液晶パネル
2.5インチ/約11.5万画素
バッテリー撮影枚数(CIPA準拠)
約350枚
サイズ/重量(撮影時)
幅88.2×奥行き22.9×高さ57.2mm/約156g

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン