2000年以降パソコンの売上が伸びていない唯一の先進国──小さなパソコンとも言うべき情報家電が市場にあふれる日本を「実験場」だとサイバーリンクは表現する。
来日したサイバーリンクCEOのアリス・チャン氏（右）と日本法人代表取締役社長の尾藤伸一氏（左）
これまでパソコン向けのDVD再生ソフトやビデオ編集ソフト、あるいはコーデックのライセンスで知られてきたサイバーリンク。同社は現在「Connected Digital Life Style」を戦略に掲げ、DLNAなどの各種技術を活用したコンテンツ共有や情報家電との連携といった分野にも積極的なコミットを始めている。
その一例が、DLNAの技術を利用したパソコン向けクライアントソフトの「SoftDMA」だ。ハイビジョンDVDレコーダーなどで録画したデジタル放送をネットワーク上でやり取りするために必要な著作権保護技術「DTCP-IP」にもいち早く対応し、スゴ録やRDといったDVDレコーダーとの連携ができる。また、「CyberLink Live」というウェブサービスの提供も行なっている。自宅のパソコンに保存した動画や音楽をインターネットを経由して他のパソコンで閲覧できるというもので、サーバー側にカメラを接続し、何かが動いた際に画像をアップロードするといった機能も持つ。
同社が考えるConnected Digital Lifestyleとは何か？ 来日した台湾本社CEOのアリス・チャン氏と日本法人 代表取締役社長の尾藤伸一氏に聞いた。
