(社)コンピュータエンターテインメント協会と(株)日経ビーピーは15日、東京・千代田区のホテルニューオータニにおいて、関係者を集め「東京ゲームショウ2008」(以下TGS2008)の開催発表発表会を行なった。今回から新たに「PCオンラインゲームコーナー」を設け、規模の拡大を目指す。
TGS2008の開催期間は10月9日~12日の4日間で、前半の2日間がビジネスデイ、後半の2日間が一般公開日となり、昨年同様ビジネスデイが2日間となった。今回も千葉・幕張の日本コンベンションセンター(幕張メッセ)で開催され、入場料は一般(中学生以上)が1200円、前売り券が1000円、小学生以下は無料となっている
開催概要は日経BP社の事業局事業部長中村 均氏から説明された。中村氏は「昨年開催した『東京ゲームショウ2007』は、トレードショウとしての機能強化と国際化の推進を図り、来場者数は過去最高の19万3040人を達成した。この実績を踏まえて、TGS2008では、開催規模の拡大と質の向上を目指していく」と述べている。
今年の開催テーマは「さあ、行こう!GAMEの時間です。」と発表された。このテーマの背景は、「現在はユーザーの多様化に合わせてゲームも進化し、ライフスタイルに合わせてゲームを選ぶことができるようになっている。そうしたゲームを生み出すゲーム産業の総力を結集した東京ゲームショウ2008で、ゲームに触れることを訴求したテーマ」という。
PCオンラインゲームブースを新たに設置
TGS2008では、コンテンツの質を高める方法として、新たに「PCオンラインゲームコーナー」を設置する。中村氏は、「今までも一般展示としてメーカー各社から出展されていたが、コーナーとして設置することで、独立小間に満たない規模であっても1ヵ所に集めることでスケールメリットが期待できる」と述べている。
そのほかに、ビジネス環境の充実と一層の国際化として、ビジネスソリューションコーナーの機能拡充を図り、併設しているワークショップを「事前登録制」に変更するほか、海外メディアへのPRを強化して情報発信を強化するという。
最後にTGS2008における開催規模の目標として、来場者数18万人以上、出展社数170社、出展小間数1550小間を挙げた。この数値は主催者側がクリアすべき最低限の目標であり、この数値以上を目指していくとしている。