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数々のサービスは「自宅にこもって」生み出してきた

「モバゲー」を1人で開発した男──川崎修平氏の素顔(後編)

2008年02月21日 09時00分更新

文● 広田稔(編集部)

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こもり中のエネルギー源は「午後ティー」のミルク


── 先ほど「こもる」と言ってましたが、家ではどんな感じに仕事を進めていますか?

川崎 気分が乗るまでに時間がかかるので、1週間くらいダラダラして、やる気が出たら2徹、3徹を2、3回繰り返すとかそんな感じです。


── 3徹!

川崎 3日完徹まで行かないにしろ、2徹して1時間寝たけど、やっぱり気になって起きてそのまま開発っていうのは、よくあります。作り始めたら、切りがいいところまで作らないと気が済まない。

 プログラム全体をざっと仮組して、そのあとどう動くか、リンクひとつひとつや、画面の文言1行とかを細かく調整してというところで集中していますね。

 考えるときはだいたい横になっていて、思いついたら起き上がってコーディングするスタイルなので、会社だと布団が置けないのがネックになるんです。机に座ると、やる気が出ない(笑)。


── お腹は空かないんですか?

午後の紅茶

キリンビバレッジの紅茶「午後の紅茶」。川崎氏がお気に入りなのはミルクのみで、ほかの味は「まったく別モノ」と語る

川崎 ジュースだけで大丈夫です。こもる前に「午後ティー」(午後の紅茶)のペットボトルを20本くらい買い込んで、それだけ飲んでいますね。


── 午後ティーにもいろいろ味がありますが……

川崎 ミルク味がいいです。あの砂糖がたまらない。糖分と、ミルクと、紅茶のバランスがパーフェクトです。家も会社も「箱」で常備しています。会社では社長の差し入れか、なぜか気が付くといつも僕のテーブルに午後ティーが置いてあったりしますけど(笑)。


── 現在は役職が取締役ということですが、「こもる」ことはあるんですか?

川崎 最近では指示を出したりすることもあるので、多少はミーティングに参加していますが、今でもモノを作るときは家が多いです。

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