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「EMモバイルブロードバンド」とどっちがいい?

【レビュー】auの料金固定モバイル通信サービス「WIN通信機能搭載PC定額」を試す!

2008年02月13日 15時00分更新

文● 編集部 橋本 優

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料金がお得なのは?


 auの料金プランは1つしかなく、まったく通信をしない場合で月額2205円、通信を行なう場合は従量課金となり、上限金額は月額5985円となる。

 一方、イー・モバイルの料金プランは以下の3つがある。

  • 完全固定で月額5980円(2年契約で4980円)の「データプラン
  • 約1GBまで月額固定4980円(2年契約で3980円)の「ギガデータプラン
  • 約11MBまで月額固定2980円(2年契約で1980円)の「ライトデータプラン

 このうちギガデータプランとライトデータプランは一定の通信料金を超えると従量課金となるが、その上限金額が決まっている。ライトデータプランを例にとると、まったく通信しない場合は月額2980円、最大で6480円という価格になっている。

 auの料金体系はイー・モバイルの「ライトデータプラン」と似た感じだが、料金的には500円程度安い。一方、イー・モバイルはプランがいろいろ選べるので、ユーザーの使い方に合わせたプラン選択によっては毎月の負担額が安くなる可能性がある

対応エリアが広いのは?


 イー・モバイルは、関東近辺では問題なく使えるが、関東以外の地域では利用可能エリアが限定される。関東であっても千葉県の房総半島先端部や伊豆半島の先端部などの場所はサービスエリア外となっており、東京の西方にある高尾町(八王子市)では、中央線高尾駅近辺はつながるが、駅から少し離れたエリアだとつながりにくくなる。自然の中でのモバイルというのはなかなか難しいかもしれない。一方、auは上記で挙げた場所はだいたい通信可能エリアとなっており、レジャーに行く時にも「つながる安心感」がある。

 auのサービスのメリットは、余計な通信機器を持っていく必要がないことと、カバーエリアが広いこと。狭い列車の中でのメールチェックバカンス中でもメールでの連絡は取れるようにしたい、といった用途には便利かもしれない。反面、メールチェック以上のことをしようとすると、通信速度がネックとなる。主要ターミナルの駅近くの宿でバリバリとモバイルしたい、という用途ならイー・モバイルの方がいいかもしれない。

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