XFX「PV-T88S-FDF4」「PV-T88S-FDD4」
人気GPU「GeForce 8800 GT」の弟分「GeForce 8800 GS」搭載VGAがデビュー!
2008年02月08日 21時45分更新
NVIDIA製の新型GPU「GeForce 8800 GS」を搭載する初のPCI-Express(2.0)x16対応ビデオカード2モデル「PV-T88S-FDF4」と「PV-T88S-FDD4」がXFXから発売された。
大人気GPU「GeForce 8800 GT」の下位モデル「GeForce 8800 GS」
「GeForce 8800 GS」は、昨年来ヒットを続けている「GeForce 8800 GT」の下位モデルとなるGPU。コアも「GeForce 8800 GT」や、さらに上位モデルとなる「GeForce 8800 GTS 512」と同じ65nm製造プロセスのG92世代となる。
直近の上位モデル「GeForce 8800 GT」とスペックを比較すると、Streaming Processor数が112→96、ROPユニット数が16→12、メモリインターフェイスが256bit→192bit。またコア/メモリクロックは600MHz/1800MHz→550MHz/1600MHzとなりシェーダークロックも1500MHz→1375MHzへと抑えられている。その他、DirectX 10/Shader Model 4.0への対応やインターフェイスがPCI Express 2.0、ビデオ再生支援機能「PureVideo HD VP2」をサポートしている点は従来通りだ。
発売された「PV-T88S-FDF4」と「PV-T88S-FDD4」の2モデルは前者がノーマルクロック版、後者がクロックアップ版という位置付け。しかしながらノーマルクロック版とされる「PV-T88S-FDF4」のコア/メモリクロックは580MHz/1400MHzで、公式クロックの550MHz/1600MHzとは異なっている。一方のクロックアップ版「PV-T88S-FDD4」のコア/メモリクロックは680MHz/1600MHzとなっている。
その他、主なスペックは搭載メモリがDDR3 384MB、ブラケット部はDualDVI/HDTV-OUTという構成で付属品はDVI→D-SUB変換コネクタが1個。カード本体は冷却ファンがブラケット寄りに配置されたもので「GeForce 8800 GT」のリファレンスモデルとも異なったもの。搭載コンデンサの位置からも冷却ファンの交換は比較的難しいと思われるデザインかもしれない。本日入荷を確認したのはアークで「PV-T88S-FDF4」が2万2980円、「PV-T88S-FDD4」が2万3980円。今のところXFX以外のメーカーからの発売予定も聞こえておらず、珍しいGPUとなる可能性もあるだろう。