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ベタですまんが、こいつはいいものだ

【レビュー】えっ! この充実度で7万円? 驚きの低価格ミニタブレット「SA5SX12A」

2008年02月04日 21時06分更新

文● 編集部 小林 久

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無線対応やインターフェースは充実


 とはいえ、CPU性能以外の点では、ほとんど不満を感じさせないというのも事実である。

KOHJINSHA SA

側面のインターフェース

 例えば、このコンパクトな本体(と低価格)で無線LAN(IEEE 802.11b/g)やBluetooth 2.0が利用でき、HDD容量も120GBと十分にある(性能的にも余裕のある2.5インチタイプ)。プレゼンに有利なRGB出力(D-Sub 15ピン)、メモリースティック/SDメモリーカード対応の3-in-1スロットやType IIのコンパクトフラッシュ(CF)スロットなどインターフェースも充実している。特にCFタイプの無線通信カードを差しっ放しにできる点は嬉しい。

KOHJINSHA SA

ヨコモーション──ではないが、意外と手が疲れなく持ちやすい。メーカーが推奨した持ち方ではないので、もちろんお勧めはしないが、このヒンジならこういうこともできるという例として

 さらに液晶パネルは指先で操作できるタッチパネルで、電車内や駅のホームの待ち時間などに立ったまま、作成済みの書類などを確認する用途に重宝しそうだ。ポインティングデバイスは、キーボードの手前に設けられたタッチパッド、タッチパネルに加え、スティック型のポインティングデバイスも用意されているので、キーボードを隠した状態での操作も容易だ。液晶ディスプレーを反転できるコンバーチブル型なので、営業先で相手に画面の内容を見せながら、指先でPowerPointのスライドをめくっていくといったことも簡単にできる。

 これで動画再生機能も充実してくると、ビジネスだけでなくパーソナルなマシンとしても満足度が高くなるが、その場合はワンセグ視聴機能などを備えた上位機種を手に入れればいい。

 なんとなく憧れてしまう「ちびっ子ノート」。昨年あたりから選択肢が続々と増えてきたが、その中でも工人舎の「KOHJINSHA SA」は、抜群のコスト性能を備えた製品と言える。

 いずれにしても従来機種(SA1F00VF)より2~3万円も安い価格で、性能も向上した本製品はお買い得感抜群のサブノートと言えそうだ。

SA5SX12Aの主なスペック
CPU Geode LX800(500MHz)
メモリー 512MB(最大1GB)
チップセット AMD Geode CS5536コンパニオン・デバイス
ディスプレー 7インチワイド(1024×600ドット)
グラフィックス チップセット内蔵
HDD 120GB
光ドライブ ──
無線通信機能 IEEE 802.11b/g、Bluetooth 2.0+EDR
カードスロット コンパクトフラッシュ(TypeII)、3in1メモリーカードスロット
インターフェース USB 2.0×2、アナログRGB×1、有線LAN(10/100BASE-TX)×1、音声入出力
本体サイズ 幅218×奥行き163×高さ25.4mm
重さ 約990g
OS Windows XP Home Edition(SP2)
価格 7万9800円

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