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シリーズ【疑問】 第20回

「Eee PC」でできること、工人舎「SA5SX12A」でできること

2008年02月02日 12時00分更新

文● 編集部

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 ただしSSDを搭載するEee PCにも利点はある。OSやソフトの起動時間が速いということだ。実際に、電源ボタンを押してからデスクトップ画面が表示されるまでの時間を計測したところ、Eee PCは34秒、SA5SX12Aは58秒と大きな差が出た。体感的にもEee PCの起動時間はかなり速い印象だ。これには画面の解像度が低いというのが大きく影響しているとは思うが、SSDである点も少なからず関係しているだろう。ちなみにサスペンド状態からの復帰時間は両機種とも約6秒と差はなかった。

 またディスプレー解像度に関しても、SA5SX12Aの1024×600ドットは“快適”とまではいかないが、不自由なく使えるレベルである。対して、Eee PCの800×480ドットはかなり制約を受ける印象だ。mixiを始めとした最近のウェブページは、横1024ドットでの表示を前提に作られているものが多いので、ウェブ閲覧時には縦だけではなく横にもスクロールする必要が出てくる。実際にASCII.jpのトップ画面を表示させてみたところ、バナー広告だけで画面いっぱいになってしまった。

 また、WindowsアプリケーションもSVGA(800×600ドット)の解像度は当然あるものとして作られている場合が多いので支障が出そうだ。Eee PC 4Gは設定で、より広い解像度の一部だけを表示するようにもできる(カーソルを画面の端に動かすとスクロールして残りの部分が表示される。過去のミニノートではよく見かけた仕組みだ)が、やはり一画面で見通せたほうが、使い勝手はいい。

SA5SX12AとEee PC 4GでASCII.JPのトップ画面を表示したところ。SA5SX12Aでは横スクロールを必要としないので、ストレスが少ない

Eee PCの全画面表示

Eee PCでも、F11キーを押して全画面表示にすれば、ニコニコ動画を画面内ギリギリに収めるられる。また800×600の解像度を選択することもできるが、その場合「画面の端までポインターを持っていくと、画面が上下にスクロールして隠れた部分を表示する」という擬似的なものになる

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