松下電器産業(株)は30日、昇華型の小型フォトプリンター「KX-PX30」を発表した。価格はオープンプライスで、予想実売価格は2万3000円前後。2月9日に発売予定。
KX-PX30は、2006年10月に発売された「KX-PX20」の後継機種(関連記事)。本体中央に、画像プレビュー兼操作用の3.6インチのIPS方式TFT液晶ディスプレーを備えており、内蔵のSDメモリーカードスロットから画像を読み込んでカメラから直接印刷できる。PictBridge対応デジカメとUSBで繋いで、カメラから印刷することも可能だ。今回から「赤外線ワイヤレスプリント」にも対応し、赤外線通信機能付きの携帯電話機で撮った画像を受信して印刷できる(IrDA、IrSimple両対応)。
また、新機能として動画から静止画を切り出して印刷できる「ムービーシーンプリント」が搭載されている。同社のデジタルビデオカメラで撮影したAVCHD形式のHD動画や、デジタルカメラなどで撮影したMotion JPEG形式の動画から、1コマもしくは複数コマを切り出すことできる。同社のデジタルカメラ“LUMIX”シリーズで撮影した写真を、撮影時に記録された情報を基に自動で画質補正する機能「ビビッドトーン」も従来通り装備する。電源は付属のACアダプターを利用し、バッテリー駆動には対応しない。