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時事ニュースを読み解く “津田大介に聞け!!” 第15回

「初音ミク」について、改めて考えてみる

2008年01月31日 09時00分更新

文● 編集部、語り●津田大介(ジャーナリスト)

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デモテープの「仮歌」を初音ミクが歌う


── 続編の「鏡音リン・レン」なども登場しています。他の合成歌声ソフトと比べるとどうでしょう?

鏡音リン・レン

第2弾となる「鏡音リン・レン」

津田 合成音声ソフトはいくつもありますが、初音ミクでよかったのは「声質」だったんじゃないかと思ってます。

 実際に使ってみましたが、いろいろな曲を歌わせてみても、意外と不自然に感じない。声優の声とボーカロイドとの相性がよかったということもあるんでしょうが、ここはかなりクリプトンが「チューニング」にこだわったんじゃないかと思いますね。奥が深いソフトだと思いますよ。


── プロの音楽業界はどう見ていますか?

津田 さすがにここまで盛り上がると知っている人も増えてきましたが、それこそ12月ぐらいまでは「オタクたちが盛り上がってるだけでしょ?」という感じで、興味ない人がほとんど、もしくは存在自体を知られていなかったですね。

 この3月には、初音ミクをボーカルに抜擢したトランスのインディーズCDが発売されます(関連リンク)。また、最近聞いた話だと、プロミュージシャンの中でも、デモテープの仮歌を初音ミクに歌わせるという人も出てきていますね。

 まだ初音ミクという存在に対してどう向き合えばいいのか戸惑っているプロも多いとは思いますが、基本的には「楽器」なので、今後は表現の幅を広げるひとつの楽器としてプロにも浸透していくんじゃないでしょうか。

utatata-Trance

初音ミクをボーカルに使ったインディーズCD「utatata-Trance」。発売元は@RECORDS.で、価格は1890円。2月6日に秋葉原アソビット・ゲームシティーにて先行発売し、3月6日にネットや全国レコード店での取り寄せが可能になる

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