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王者が手を組んだ! NTTドコモとグーグルが提携合意

2008年01月24日 20時38分更新

文● 小浜雅胤(編集部)

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 NTTドコモと米グーグル社がiモード用のウェブサービスや携帯電話向けプラットフォーム「Andoroid」(アンドロイド)に対応した携帯電話機の開発で提携することが24日明らかになった。

発表会のフォトセッションから

左から順にNTTドコモの夏野剛氏、Googleのオミッド・コーデスタニ氏、NTTドコモの辻村清行氏、Googleの村上憲郎氏。夏野氏はは発表会終了後の囲み取材でも終始満面の笑みで記者たちに対応していた

 今後両者は、

  • iモードに対する検索エンジンの提供
  • 各種Googleアプリケーションのiモード対応
  • Googleの「Android」プラットフォームを採用した端末の検討
  • iモードにおける検索連動広告の検討

──の4点に関して協業する。

 このうち「ユーザーにとって何が変わるのか」という観点で注目したいのは、Googleの検索エンジンの搭載と、グーグルが提供するウェブアプリケーションがiモードに対応することだろう。

 すでに国内で競合関係にある携帯事業者のうち、auはグーグルと、ソフトバンクモバイルはヤフーとの提携を発表しており、インターネット検索の機能を両社のコンテンツサービス「EZweb」「Yahoo!ケータイ」のトップに取り込んでいた。一方、NTTドコモは2006年7月に9社(2008年1月時点で15社)と連携して、検索機能を提供していたがiMenuのトップに他社の検索サービスを置いていなかった。

 今回の提携によってiMenuのトップ画面に、Googleの検索エンジンが追加される。これにより、ユーザーは「iモード公式サイト」「一般の携帯サイト」「PCサイト」すべてを一括検索できるようになる。検索結果の画面には、それぞれの検索結果が順に並ぶほか、グーグルとの提携による検索連動型広告(Adwords)も表示される。

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