NTTドコモと米グーグル社がiモード用のウェブサービスや携帯電話向けプラットフォーム「Andoroid」(アンドロイド)に対応した携帯電話機の開発で提携することが24日明らかになった。
今後両者は、
- iモードに対する検索エンジンの提供
- 各種Googleアプリケーションのiモード対応
- Googleの「Android」プラットフォームを採用した端末の検討
- iモードにおける検索連動広告の検討
──の4点に関して協業する。
このうち「ユーザーにとって何が変わるのか」という観点で注目したいのは、Googleの検索エンジンの搭載と、グーグルが提供するウェブアプリケーションがiモードに対応することだろう。
すでに国内で競合関係にある携帯事業者のうち、auはグーグルと、ソフトバンクモバイルはヤフーとの提携を発表しており、インターネット検索の機能を両社のコンテンツサービス「EZweb」「Yahoo!ケータイ」のトップに取り込んでいた。一方、NTTドコモは2006年7月に9社(2008年1月時点で15社)と連携して、検索機能を提供していたがiMenuのトップに他社の検索サービスを置いていなかった。
今回の提携によってiMenuのトップ画面に、Googleの検索エンジンが追加される。これにより、ユーザーは「iモード公式サイト」「一般の携帯サイト」「PCサイト」すべてを一括検索できるようになる。検索結果の画面には、それぞれの検索結果が順に並ぶほか、グーグルとの提携による検索連動型広告(Adwords)も表示される。