シンプルな4ラインアップに整理されたデスクトップ
デスクトップパソコンのラインアップは、4ラインに整理された。2種類の筐体(下位のコンパクトベーシックと上位のスリムパフォーマンス)それぞれに、インテル製CPUが選べるモデルと、AMD製CPUが選べるモデルを用意した形になる。さらに最小構成価格を税抜きで1万円刻みにするなど、各モデルの位置付けと相違点が明確になっている。
AMD製CPUを搭載した最下位モデル(s3320jp/CT)はシングルコアCPUだが、それ以外の製品は最小構成でもデュアルコアCPU搭載となっている。
スリムパフォーマンス筐体ではBD-ROMとHD DVD-ROMの読み込みが可能なコンボドライブ、Windows Vista UltimateなどをCTOメニューに用意。CPUの選択肢に関しても、AMDのPhenom 9500(2.2GHz、v7360jp/CT)、インテルのCore 2 Quad Q6600(2.4GHz、v7380jp/CT)など、クアッドコアCPUを追加した。またインテル系の2製品のCTOメニューには、45nmプロセスのCore 2 Duo E8400(3GHz)も加えられている。
デスクトップパソコンのラインアップと最小構成時の価格は下記のとおり。いずれも本日から受注を開始する。
- HP Pavilion Desktop PC s3320jp/CT
- AMD製CPU搭載のコンパクトベーシック機
- 4万9980円
- HP Pavilion Desktop PC s3340jp/CT
- インテル製CPU搭載のコンパクトベーシック機
- 5万9850円
- HP Pavilion Desktop PC v7360jp/CT
- AMD製CPU搭載のスリムパフォーマンス機
- 6万9930円
- HP Pavilion Desktop PC v7380jp/CT
- インテル製CPU搭載のコンパクトベーシック機
- 7万9800円
地デジ対応のHP TouchSmart PCが登場
液晶一体型パソコンのHP TouchSmart PCは昨年9月に発表された「IQ780」シリーズ(関連記事)の基本スペックを踏襲しつつ価格を下げ、地上デジタル放送対応チューナーやOffice 2007 Personal搭載モデルを追加した形となる。合わせて、別売オプションの交換式HDDを最大48%引き下げ、160GBの場合9870円、250GBの場合1万6800円。
- HP TouchSmart PC IQ796jp
- 2GBメモリー、160GB HDD搭載
- 15万9600円
- HP TouchSmart PC IQ796jp
- 2GBメモリー、320GB HDD、地上デジタルチューナー、Office搭載
- 18万9840円
- HP TouchSmart PC IQ796jp
- 4GBメモリー、500GB HDD、地上デジタルチューナー、Office搭載
- 21万9870円
24インチ液晶ディスプレーが4万1850円で買えるキャンペーンも実施
合わせて液晶ディスプレー3製品「HP w1907 19インチワイド液晶モニタ(DVI)」(3万1500円から2万7930円)、「HP w2207h 22インチワイド液晶モニタ(HDMI/USB×2)」(6万9300円から3万9990円)、NTSC比92%と広色域の「HP w2408h Vivid Color 24インチワイド液晶モニタ(HDMI/USB×4)」(10万5000円から5万9850円)の価格も改定。さらに、2月5日まで春モデル発売記念の30%オフキャンペーンも行なう(各300台)。
発表会では、PSG事業部モバイル&コンシューマビジネス本部 本部長の山下淳一氏が登壇し、世界市場における2007年第3四半期の実績で、HPが約20%の圧倒的なシェアを得たこと、このスケールメリットを生かす形で、低価格で高性能な製品の投入を効果的に行なえる体制ができている点などが強調された。
同社では2008年度のキャッチフレーズとして「速さは美しさの中に」を標榜。総合的なパフォーマンスと美しいデザインの両立を重視した製品開発を行なっていくという。また、マウスとキーボードに変わるインターフェースとして、タッチパネルに関しても積極的に取り組んでいくことを表明した。