同日開催された発表会では、ウォルト・ディズニー・ジャパン 代表取締役社長のポール・キャンドランド(Paul Candland)氏と、ソフトバンクモバイル 代表取締役社長の孫 正義氏らが出席し、サービスに関する説明を行なった。
「ディズニーにとって日本はアメリカの次に重要な市場」
キャンドランド氏はディズニー・モバイルの開始について、「日本でのディズニー事業は、2007年に売り上げ高が約4兆円、営業利益についても2003年の2倍に達しており、アメリカの次に重要な市場になっている。また、2000年に開始した携帯電話向けコンテンツも3キャリアーで88種類のコンテンツが提供されており、350万人のユーザーを獲得している。今回のディズニー・モバイルは、幅広い世代に愛されている日本でのディズニーをさらに成功させるひとつとなる」と説明した。
また、ソフトバンクモバイルの孫氏は、「ディズニー・モバイルでは、ポータルサイトもディズニーとソフトバンク、ヤフーの協力による豊富なコンテンツが用意されており、ハードでもソフトでもより深い感動や愛着を持てるような作りになっている。日常のライフスタイルを取り入れて、新しいディズニーのインフラや表現を演出できる」と両社による協業について説明した。
なお、ディズニー・モバイルはソフトバンクモバイルの回線を利用して、独自のサービスを行なうMVNO(仮想移動体サービス事業者)ではなく、あくまで両社による協業という体制を取っている。そのため、料金プランや販売網などはソフトバンクモバイルと同様になるが、ユーザーに対する窓口はディズニーが担当し、発生した問題に関してはソフトバンクと共同で対処していくという。