日本電気とトレンドマイクロは、両社の協業に基づく企業ユーザー向けの高可用性システムが利用可能になることを発表した。
クラスタリングソフトと総合セキュリティソフトが連携
今回の協業では、日本電気のクラスタリングソフト「CLUSTERPRO X」と、トレンドマイクロの法人向け総合セキュリティソフト「ウイルスバスター コーポレートエディション」(以下ウイルスバスター Corp.)との動作連携を両社でサポートし、企業における高可用性システムの構築を支援する。
協業内容は、CLUSTERPRO Xとウイルスバスター Corp.のクライアント機能が、同じOS上で共存して動作できることを相互に認定する。また、両ソフトのサーバ機能を組み合わせ、稼動系サーバ障害発生時には、ウイルスバスター Corp.サーバ機能がCLUSTERPRO Xにより正しく待機系サーバに引き継がれることを相互に認定。トレンドマイクロのソリューション総合検証センターにおいて、常に最新のCLUSTERPRO Xモジュールをホワイトリストに追加、ウイルス検出の精度向上を図り、誤検出を防止する。
今後、トレンドマイクロのLinuxサーバ向けウイルス対策ソフト「ServerProtect for Linux」とCLUSTERPRO Xとの連携もサポートを開始する予定。両社では、本協業により今後3年間で3000システムの導入を目指す。