KDDI(株)は16日、au携帯電話のハイエンドモデル3機種、(株)東芝製の「W56T」、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(株)製の「W54S」、三洋電機(株)製の「W54SA」の報道機関向けのタッチ&トライイベントを東京都港区にある(社)電気通信事業者協会(TCA)の会議室にて開催した。
この3機種は、米クアルコム社との業務提携による新プラットフォーム「KCP+」(KDDI Common Platform+)を採用したハイエンドモデルだが、昨年の発表時(関連記事)では動作しないモックアップによる展示のみだったため、端末の実機が公開されるのは今回が初めてとなる。KCP+プラットフォーム機開発の遅れにより、秋冬モデルでのハイエンド端末では、他社にやや遅れを取っている同社だが、目玉であるこれらの機種をようやく披露できる段階になったということは、各機種の発売も間近であると思われる。
各機種のデザインや特徴は発表時のフォトレポートをご覧いただくとして、ここではこれらハイエンドモデルに共通するau独自の新機能を中心にレポートする。なお、以下に紹介する新機能は、今後発売されるすべてのau端末に搭載されるわけではなく、搭載の有無はあくまでもメーカーに委ねられることになるという。
au one ガジェット
アプリやブラウザーを立ち上げなくても、待ち受け画面からさまざまな機能をダイレクトに呼び出せるのが「au one ガジェット」だ。例えば、待ち受け画面に表示されたメールのアイコンを選択すると、Gmailベースのウェブメールサービス「au one メール」にアクセスできる。
待受画面でGoogle検索できるようになった
また、ガジェットそのものではないが、au one ガジェット対応機種の待受画面には「Google検索」が追加された。
