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Macworld 2008 リポート Vol. 3

MacBook Airに触ってみた! SF発ファーストインプレッション

2008年01月16日 21時19分更新

文● 宮本朱美、写真●林幸一郎

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極限までそぎ落とされたインターフェース

キーボードはフルサイズにこだわっているものの、ポート類は本体の薄さに合わせて大幅に削減されている。まず驚くのが、イーサネットポートがなくなったこと。MacBook Airでは、ネットワークはすべて無線LANで行うのが基本だ。どうしてもイーサネットが使いたい場合は、USBポートに接続するタイプのイーサネットアダプター「Apple USB Ethernet Adapter」を購入して使えるが、MacBook AirはそのUSBポートですら1基しか備えていない

MacBook Air

MacBook Airのインターフェースは、右から外部モニターを接続できるMicro-DVI出力、USB 2.0、オーディオ出力──の3つ。本体右側面にあるI/Oドア内に収納されてている。使うときだけドアを開き、使わないときはドアを閉じればすっきりとスマートだ

また、アップルが率先して推奨し、長らくすべてのMacが必ず備えていたFireWire(IEEE1394)ポートも非搭載。外付けハードディスクの接続も、ビデオの取り込みにも、USBを使うしかないのは現状ではまだ不便に感じる。MacBook Airはあくまでセカンドマシンとして、外出先で限定的な用途に使うMacということなのかもしれない。

電源コネクターは本体左側面にある。側面は底面に向かってカーブを描いているため、電源コネクターの取り付け方向は、真横から水平にではなく、やや下から上に向かう。電源コネクターはマグネットでカチッとはまるタイプでケーブルの形状こそ異なるが、コネクターそのものは既存のMacBookシリーズと同じ大きさだ

底面には、手前側に一列、放熱用スリットが並ぶ。底面が机などに密着しないように、硬質の黒い脚が4つ付いている。動作中のMacBook Airの底面に触ったところ、意外なことにあまり熱くない。MacBookは底面が相当熱くなるので、膝の上にのせて作業するのはつらいときがあるが、会場で触ったMacBook Airは熱くなかった。

なお、バッテリーは完全に組み込まれており、ユーザーがバッテリーを取り外して交換することはできない。バッテリー交換は、アップルのサポートに依頼するしかないようだ。また、メモリーはマザーボードに直付けのため、当然増設や交換はできない。底面には簡単にアクセスできる開口部がないので、ハードディスクの交換もユーザーの手には負えないだろう。


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