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Kseries開発者に聞く

ケンウッドの考える「オーディオ・ネットワーク」

2007年11月12日 00時00分更新

文● 編集部

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 オーディオソースが多様化し、インターネットやCDをリッピングして入手したソースをどうやって高音質に楽しむかという点ではさまざまな取り組みが行なわれている。「SLG-7」は、ケンウッドが7月に発表した無線利用のワイヤレスオーディオシステムだ。一体型オーディオシステム「Kseries」とHDDプレーヤー「Media Keg」シリーズの企画担当者が手を取り合って作った。

宮森氏と福山氏

Kseriesの商品企画を担当したケンウッドホームエレクトロニクス事業部の宮森正昭氏(左)とMedia Kegシリーズの商品企画を担当しているホームエレクトロニクス事業部の福山雅人氏(右)

 両担当者のお話は、Media Kegシリーズの最新機種「HD60GD9」を紹介した際(関連記事)に一部お伝えしている。ここではこの秋の新製品である「Kseries R-K711」の話を聞きながら、同社が考えるオーディオのネットワーク化について紹介しよう。



30代以上のこだわり派──Media Kegとの親和性も高い


 まず始めにR-K711に関して簡単に紹介しておこう。

K-711

Kseriesの最新機種「R-K711」。写真のゴールドのほかブラックもある

 R-K717は、2004年12月に発売されたR-K700の上位機という位置付けだ。R-K700は一見するとミニコンポの上位機という印象だが、価格やコンパクトな外観からは想像できない「音のいいシステム」として評判になり、ネットの口コミなどで高い評価を得た製品である。このR-K700の音質をさらに向上するモデルとして、2005年10月に発売されたのが「音質マイスターエディション」を標榜した「R-K801-N」。このモデルではR-K700からMDを省く一方で、DACを始めとした各種パーツの高品質化を図り、評価を不動のものにした。

 その後、ハイエンドの一体型システム「Esule R-K1」や、光デジタル入力やUSB端子などを備えた「UDシリーズ」なども投入。手軽な操作感でありながら音質面での妥協のない製品が数多く登場するきっかけを作った。

SLG-7

SLG-7。さまざまな機器に対応できるように光デジタルの入出力、パソコンのUSB端子との接続、アナログ入出力端子などを備えている

 R-K711はこれらのエッセンスを生かした新製品で、録音機能を廃し、R-K801同様、CDとAM/FMチューナーの再生に特化した一体型機となる。ただし、光デジタル入力を備え、SLG-7のようなソリューションにも対応できるなど、将来的な拡張性も視野に入っている。同社では、その1ヵ月ほどあとに同じ横幅(270mm)で、CDプレーヤーとアンプ部分を独立させたハーフサイズセパレート機「R-K1000」シリーズも投入している。

 Kseriesを担当した宮森氏によると、Kseriesのユーザー層は30代以上のこだわり派が中心となっている。この世代は学生時代などに、バブル期のオーディオ全盛期を経験しており、「できるだけいい音で楽しみたい」という要望を持っているという。Kseriesのユーザーは、楽器経験者やピュアオーディオの経験者も多く含まれていると聞くが、同社が狙うアコースティックなサウンドに対する感度や需要が高いということだろう。

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