2008年の「Macworld Expo」は15日から開催される。日本時間では16日の午前2時からスティーブ・ジョブズの基調講演が始まるが、おそらく直前になれば、いつものようにオンラインのアップルストアがメンテナンスに入り、終了と同時にアップするはずだ。果たしてそこで、どのような新製品が紹介されているか──。
今年は「Mac Pro」と「Xserve」のアップデートが会期をまたず発表されているが、これが「基調講演の本番ではとても割く時間がなかったからではないか?」という憶測を呼んでいる。ネット上には荒唐無稽な「噂話」から、信憑性が高そうな話まで、さまざまな予測記事が乱舞しているが、まずはそのあたりをざっくりまとめてみよう。
すでに「当確」マークが付いた(?) iTunesの新しい機能
アップルは「実際の製品(モノ)」が発表されるまで、かたくなに秘密を隠し通すことで有名だ。しかし、時には自分の手が届かないところで止むを得ず情報が漏えいすることがある。
今年のケースでいえば、Foxから今月15日に発売される予定だったDVDの中に「Fox Digital Copy」なるiTunes/iPod用のデジタルコピーソフトが収録されていることがリークされた。これを起動しようとすると、iTunes 7.6以降が必要というアラートが出るようだ(現時点でのiTunesの最新バージョンは7.5)。
DVDの購入者が、iPod用のファイルを保持できるようになるとすれば、これはウレシイ話だ。タレコミがあったのはMac系の噂サイト「Mac Rumors」(関連サイト)でアラートの画面を撮影した画像が掲載されている。信憑性はけっこう高そうだ。
また、米国の「Bloomberg.com」(関連サイト)は、ワーナー/Fox/パラマウント/ウォルト・ディズニーといった大手映画会社が、iTunes用のムービーレンタルサービスに参加するようだと、情報筋からの話として記事を掲載している。
新作・旧作ともに3.99ドル(約437円)で24時間レンタルと、料金体系もかなり具体的。同様の記事は「Business Week」(関連サイト)にも掲載されている。