(社)電気通信事業者協会(TCA)は10日、2007年12月末の携帯電話・PHSの契約数を発表した。携帯電話の契約数は全体で1億52万4700件。純増数の順位はソフトバンクモバイル(株)が1位ではあるものの、KDDIグループ、NTTドコモグループとの差が前月より縮まる結果となった。
それぞれの純増契約数を見ると、純増数1位のソフトバンクモバイルが21万800件増の1761万3500件。KDDIグループ全体では13万8600件増の2955万4800件。内訳はauが17万8400件増の2901万7300件、ツーカーが3万9800件減の35万9200件。NTTドコモグループは12万1500件増の5315万500件となった。
3ヵ月ごとに数値を発表するイー・モバイル(株)からも今回発表されたが、9月末時点と比較して8万3600件増の20万5900件となった。
一方、携帯電話方式のシステム別では、純増数以上に変化が続いている。NTTドコモグループのW-CDMA(FOMA)は71万6700件増加して4207万7500件、ソフトバンクモバイルのW-CDMA方式は50万200件増の1228万1500件。auの第3世代方式となるCDMA2000 1X(CDMA 1XおよびCDMA 1X WIN)は19万7200件増の2873万9500件となった。比較的早く世代交代が進んだauに対し、NTTドコモやソフトバンクは世代交代の真っ最中といえる。
PHSでは、ウィルコムグループが1万6100件の純増に転じたものの、1月7日でサービス終了となったNTTドコモグループは9万6500件減のため、PHS全体では8万400件の減少で累計では477万2200件となった。2007年1月はNTTドコモグループの残り15万5300件がゼロとなる。
携帯電話の事業者別契約数(2007年12月末)
- 全事業者合計
- 1億52万4700件(55万4500件増)
- NTTドコモグループ
- 5315万500件(12万1500件増)
- auグループ
- 2919万5600件(17万8400件増)
- ツーカー
- 35万9200件(3万9800件減)
- KDDIグループ合計
- 2955万4800件(13万8600件増)
- ソフトバンクモバイル
- 1761万3500件(21万800件増)
- イー・モバイル
- 20万5900件(8万3600件増・9月末比)
システム別
- W-CDMA/NTTドコモグループ
- 4207万7500件(71万6700件増)
- W-CDMA/ソフトバンクモバイル
- 1228万1500件(50万200件増)
- CDMA2000 1X
- 2873万9500件(19万7200件増)
- PDC/NTTドコモグループ
- 1107万3000件(59万5200件減)
- PDC/ソフトバンクモバイル
- 533万2000件(28万9400件減)
- PDC/ツーカーグループ
- 35万9200件(3万9800件減)
- cdmaOne
- 45万6100件(1万8800件減)
PHSの事業者別契約数(2007年12月末)
- 全事業者合計
- 477万2200件(8万400件減)
- ウィルコムグループ
- 461万6900件(1万6100件増)
- NTTドコモグループ
- 15万5300件(9万6500件減)