このページの本文へ

【CES 2008 Vol.13】North Hallは別世界! 重低音がお腹に響く!

2008年01月10日 21時06分更新

文● 編集部 飯塚岳史

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 米ネバダ州ラスベガスで今月7日(現地時間)から10日まで開催されている家電・デジタル機器の巨大展示会「2008 International CES」(以下、CES 2008)。CES 2008は、Hotel Venetian、Hilton Hotel、Las Vegas Convention Center(LVCC)の3ヵ所を利用して開催されているが、そのうちのLVCCのNorth Hallでは、「家電なのか?」と思えるような製品も展示されている。その製品とは……。

自分、走り屋ッスから、音響系はちょっとニガテ


ガヤルド

クラリオンのブースから、いきなり「ランボルギーニ ガヤルド」がお出迎え!

BMWっぽい

一見、BMWっぽいキドニーグリルだが、エンジンを見るとホンダ……

 そうです、です。ここ、North Hallはほかのホールとはまるっきり雰囲気が違う世界となっています。まず客層が違う。Central HallやSouth Hallはスーツを着たビジネスマンや報道関係者が多かったですが、North Hallはアメリカンマッチョなグッドルッキングガイや、ヒップホッパー(っぽい格好をしている人)、ラッパー(っぽい格好をしている人)など、B-Boyがたくさん。

 そして、お腹の底にズンドコ響く、土曜深夜の大黒パーキングエリアを思い出させる重低音。いわば、アメリカ版オートサロンとも言うべき場所か。そういえば、筆者が帰る頃にはちょうど幕張メッセで東京オートサロンが開催されているではないか。東京オートサロンには、時差ボケの真っ最中で取材に行けそうにもないので、せっかくだからこのNorth Hallでウサ晴らしをすることにした。

スピーカー

スピーカーやらアンプやら、サブウーファーやらがたくさん

ドア

ドアにまでディスプレーをつけてどうするつもりなのか。開けて見せるためか

トランク

そんなにいっぱいディスプレーをつけて、意味があるのか。あるんだろう、きっと

ハッチ

ルノークリオのハッチを開けるとどでかいディスプレーが

 だが、なーんかオートサロンに来ていると思うと感じる違和感。そうだ、会場が明るすぎるんだ。そしてお姉ちゃんが少ない。さらに、スピーカーやアンプなどの音響系ばかりで、チューニング系はまったくなし。やはり、家電・デジタル機器の展示会の一部なんですね……。

ミニバンの後ろだけでなく、車内も全部スピーカーになったエクストリームなマシン。この中に人が入って音量を最大にすると死にますね。さらによく見ていると昔流行した蓮画像に見えてきて気持ち悪い


アメリカン問わずスーパーカーが勢ぞろい!


F430

2000万超えスーパーカー、「フェラーリ F430」

フォードGT

フォードが誇る古き良きスーパーカー「フォードGT」

 オートサロンと違った意味ですごいのは、スーパーカーがポンと置いてあるところ。もちろん触れるようにはなっていないが、それでもこんなに身近で見られるのはうれしい。ただ、やはりチューニングカー的なものも置いてあればよかったかなぁ、と個人的には思う。アメリカにはチューニングカーが走っていないわけではなく、アキュラ(ホンダ)のインテグラや、三菱のエクリプスのチューニングカーは市街地でよく見たからだ。

コンパニオン

車のイベントに付き物のコンパニオンもいることはいる。でも全体的に大人しめ


会場外の駐車場ではBMWのフォーミュラカーが爆音で走る


特設会場

超でかい駐車場に特設会場を設置

 North Hallからさらに北に歩いていった「Gold Lot」という駐車場エリアでは、BMWザウバーがスポンサーのインテルの協力のもと、特設会場を設置していた。晴天の日の下で、案内してくれるお姉さんも常にニコニコ。さらに早口でまくし立てる。

BMW M6

会場の外にも何気に一般人からすると十分なスーパーカー「BMW M6 コンバーチブル」の最新モデルが。しかも自由に車内に乗り込めるようになっていた

 会場内にはF1カーも置いてあって、調整をしていたのでてっきり走るものだと思っていたのだが、実際に走ったのはフォーミュラーカーのほう。でも、フェンスギリギリまで寄せて、車をスライドさせていくコントロール技術はさすが!

耳栓

会場に入るとすぐに手渡されたのは耳栓。これで爆音から身を守る

作業風景

ピットでの作業風景も見られるようになっていた

フォーミュラカー

白煙と共に舞うフォーミュラカー。こんな狭い所でよくやるもんだ

 そんな拓海くんもアキオくんもびっくりなマシンコントロールは、以下の動画でご覧いただきたい。

■関連サイト

カテゴリートップへ

アスキー・ビジネスセレクション

ASCII.jp ビジネスヘッドライン

ピックアップ