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パスネットの販売、明日終了――買いたい人は急げ

2008年01月09日 18時20分更新

文● 編集部

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 首都圏の私鉄・地下鉄22社で利用可能な磁気カード「パスネット」の販売が明日10日の終電で終了する。

パスネット

つくばエクスプレスの始発式で販売されたパスネット。20駅分の1000円カードを集めたモノ

 非接触型ICカード「PASMO」への移行が進んでいることを受けたもの。3月15日の始発以降は、自動改札機での使用もできなくなる(PASMOを導入していない舞浜リゾートラインを除く)。改札を通過できなくなったあとでも、自動券売機などでの利用は可能だが、手数料なしで払い戻しも行なう。一部の事業者ではPASMOへのチャージにも対応する。

 パスネットは2000年秋から運用を開始。首都圏の鉄道で共通に使えるプリペイド型の乗車券として6億6790万枚/1兆4798億円を売り上げた(2007年11月末の累計)。しかし、PASMO導入前月には1100万枚売り上げていたものが、11月時点ではその約1/7まで売上げ枚数が縮小していたという。PASMOの登場で、Suicaとの共通化も果たす一方で、発行枚数も減り、メンテナンスコストなども割高なパスネットは役割を終えたというのが事業者の共通した認識のようだ。

 パスネットと言えば、コミケの際に販売されるアニメキャラクターなどをデザインした限定の「かもめカード」も風物詩であった。こういったノベルティーカードの選択肢もまたひとつ減ることになるのだろうか。

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