米アップル社は7日、米国の化粧品会社エイボン・プロダクツ社の会長兼最高経営責任者アンドレア・ジュング氏を取締役に選任したことを発表した。
アンドレア・ジュング氏は、ニーマン・マーカスやI.マグニンといったデパートの副社長を務めたあと、1994年にエイボン・プロダクツ社に入社。当時保守的だった同社の中で、1999年に女性初/アジア系初の最高経営責任者に就任し、大胆な経営改革を実行してきた人物だ。また2007年には米フォーチュン誌の「ビジネス界の最も影響力のある50人の女性」で9位にランクされたほか、USニュース&ワールドリポート誌の「米国のベストリーダー2007」では18名の上級管理職の中にノミネート、米ウォールストリート・ジャーナル紙の「注目すべき50人の女性」に2004年以来選出され続けている。
アップルのスティーブ・ジョブズCEOは、「アンドレアはとても優秀なCEOかつマーケッターであり、彼女の洞察と経験がアップルの取締役として存分に発揮されることを楽しみにしています。アンドレアは当社の8人目の取締役となりますが、彼女が加わることで取締役会の議論がこれまで以上に活発になるものと思います」とコメントを発表している。
一方、アンドレア・ジュング氏は「アップルは明らかに今日世界で最も革新的な会社の一つです。このエキサイティングでダイナミックなチームに加わることをとても光栄に思いますと同時に、アップルの成長の次の段階においてスティーブや他の取締役と一緒に仕事をすることを楽しみにしております」という。