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カシオ計算機、秒60コマの超高速連写が可能な“EXILIM PRO”「EX-F1」を発売

2008年01月07日 16時58分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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 カシオ計算機(株)は8日、世界最速(民生用デジタルカメラとして、2008年1月6日現在、同社調べ)という秒60枚の超高速連写と秒1200フレームの高速度動画撮影が可能なコンパクトデジタルカメラ“EXILIM PRO”「EX-F1」を3月下旬に発売すると発表した。価格はオープンプライスで、予想実売価格は13万円前後。

EXILIM PRO EX-F1

EXILIM PRO EX-F1。現在米国ラスベガスで開催中の“International CES 2008”でも展示中とのこと

 EX-F1は、2007年8月末に試作機開発を発表したモデルを製品化したもの(関連記事)。レンズは光学12倍ズーム(35mmフィルムカメラ換算時:約36~432mm相当)、撮像素子は有効600万(総660万)画素の1/1.8インチ高速CMOSを採用する。600万画素記録で最高秒間60枚(最大60枚)の静止画記録、336×96ドットで秒1200フレームの超高速動画記録が行なえるのが特徴。静止画の連写枚数は秒60枚から1枚まで自由に速度を変更可能で、1回の連写で最大60枚撮影できる。記録形式はRAW(DNG)、JPEG(Exif Ver.2.2/DCF 1.0準拠/DPOF対応)。

 動画撮影は前述のほかに432×192ドットで秒600フレーム、512×384ドットで秒300フレーム、1920×1080ドットのフルHDで秒60フィールドに対応する。記録形式はH.264/AVC圧縮のQuickTime(MOV)形式となる。

 静止画撮影では、シャッターを半押しにしておくことで、シャッターを押す前からさかのぼって記録できる「パスト連写」に対応する。また、内蔵フラッシュと同調して最速秒7枚(最大20枚)の「フラッシュ連写」や、内蔵LEDライトを使うことで最大秒60枚の高速連写も可能という。内蔵フラッシュには外部フラッシュを利用するためのホットシューも用意されている。

 そのほかの主なスペックは以下の通りだが、一部スペックは未定の部分もある。


EXILIM PRO「EX-F1」の主なスペック
製品名 EXILIM PRO EX-F1
撮像素子 1/1.8インチ有効600万(総660万)画素高速CMOS
レンズ 光学12倍ズーム、f=7.3~87.6mm(35mmフィルムカメラ換算時:36~432mm)、F2.7~4.6
静止画撮影 最大2816×2112ドット
ISO感度 オート、ISO 100/200/400/800/1600
動画撮影 最大1920×1080ドット、秒60フィールド、H.264/AVC圧縮QuickTime形式
液晶ディスプレー 2.8インチワイドTFT、約23万画素
記録メディア 内蔵フラッシュメモリー(容量未定)&SDカード(SDHC、MMC、MMCplus対応)
インターフェース USB 2.0(Hi-Speed対応)/AV出力、HDMI mini端子、DC入力、外部マイク端子、外部電源端子
電源 専用リチウムイオン充電池(NP-100)
撮影可能枚数 未定
本体サイズ 幅127.7×奥行き130.1×高さ79.6mm
重さ 671g(本体のみ)


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