ソニー(株)は8日、液晶ディスプレー一体型デスクトップパソコン「VAIO type L」シリーズの2008年春モデルを発表した。15.4インチ、19インチ、22インチ液晶ディスプレー搭載の3タイプ、計9機種がラインナップされている。店頭販売モデルの価格は全機種オープンプライス。発売日は1月19日の予定。
カラーバリエーション強化 15.4インチモデル LJシリーズ
15.4インチワイド液晶ディスプレー(1280×800ドット表示)と本体、折りたたみ式キーボードを一体化したVGC-LJ51シリーズは、豊富なカラーバリエーションが魅力の製品となっている。店頭モデルは地上デジタル放送チューナー内蔵型の「VGC-LJ51DB/B」と、デジタル放送の視聴・録画機能を持たない「VGC-LJ51B/W、/P、/R」の2バリエーション4機種がラインナップされる。なお、LJ51Bシリーズ3製品はカラーリングのみの違いとなっていて、スペック面は同一である。
ディスプレーとキーボードも付いた一体型のボディーに、無線LAN機能(IEEE 802.11b/g対応)とバッテリーを内蔵しているため、電源ケーブル1本で使えるばかりか、家庭内でのちょっとした持ち運びにも適するのが特徴の製品である。
本体カラーは4色展開で、デジタル放送対応モデルはコスモブラックのみ、LJ51Bシリーズはエバーホワイト(51B/W)、フロスティピンク(51B/P)に加えて、鮮やかな赤の新色ブレイジングレッド(51B/R)の3色となっている。また、直販サイト「ソニースタイル」等で販売されるC.T.O.モデル(以下VOMモデル)「VGC-LJ91S、91HS」では、上記5色に加えて限定カラーとしてプレシャスゴールドも選択可能となっている。
ハードウェア面では、2007年秋冬モデル(関連記事1)から大きな変更はなく、CPUが従来のCeleron 530(1.73GHz)からCeleron 540(1.86GHz)に若干強化されたほか、LJ51BシリーズのHDD容量が増加(120GB→160GB)程度である。グラフィックス機能(GPU)はIntel GL960 Expressチップセット内蔵機能(GMA X3100)を使用する。
従来機種から継承する機能だが、液晶ディスプレー上部に約131万画素のウェブカメラを内蔵。またキーボードにはFeliCaリーダ/ライターが内蔵されている。全機種にOffice Personal 2007がプレインストールされている。主な仕様と価格は以下のとおり。
- VGC-LJ51DB/B
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CPU:Celeron 540(1.86GHz)|メモリー:DDR2-533 1GB|グラフィックス:Intel GL960 Expressチップセット内蔵
ディスプレー:15.4インチワイド 1280×800ドット|HDD:200GB|光学ドライブ :DVDスーパーマルチドライブ|TV機能:地上デジタル放送チューナー内蔵|無線通信機能:IEEE 802.11b/g
サイズ:幅486×奥行き361×高さ276mm(本体最大傾斜時)| 重量:約5.3kg|バッテリー駆動時間:約2時間|OS:Windows Vista Home Premium
予想実売価格:約19万円前後 - VGC-LJ51B/W、/P、/R
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HDD:160GB|TV機能:搭載せず|バッテリー駆動時間:約2.5時間|それ以外の主な仕様はVGC-LJ51DB/Bと同等
予想実売価格:約16万円前後 - VGC-LJ91S、91HS(VOMモデル、複数明記されている場合は選択可能なものを列挙、以下同)
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CPU:Core 2 Duo T7250(2GHz)、Celeron 540(1.86GHz)|メモリー:DDR2-533 512MB~2GB
HDD:120~300GB|TV機能:地上デジタル放送チューナー内蔵、または搭載せず|OS:Windows Vista Home Premium(91S)、Windows Vista Home Basic(91HS)|それ以外の主な仕様はVGC-LJ51DB/Bと同等
価格:11万9800円から
