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自社開発サービスの拡充を進める@nifty と BIGLOBE

老舗プロバイダーが「オタク向けコンテンツ」で激突した2007年

2007年12月31日 16時08分更新

文● 板井博史

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ラボを通じてWeb 2.0サービスの実験も


 また、両社ともいわゆるWeb 2.0系のユーザー参加型サービスにも積極的に取り組んでいる。

サービス分布図

@niftyとBIGLOBEの主なサービス分布図

 @niftyでは、投稿した画像にブラウザから落書きができる「らくがきフォトβ」や、ブログ閲覧者に向けてアンケートを採ることができるブログパーツ「@nifty投票」が公開。BIGLOBEでは、ネット上のクチコミ情報を分析する「BIGLOBEみんなの評判β」や、ブログのクチコミ情報を地図上から探すことができる「ウェブリマップ ポータルサイト」などが公開された。

 さらに@niftyでは「@niftyラボ」、BIGLOBEでは「ウェブリラボ」と、両社ともWeb 2.0系企業で流行の開発中のサービスを公開する「ラボ」を開設し、これまでやってこなかったようなサービスを公開している。

 しかし、老舗のISPがこれまでの路線を大きくはみ出た背景には一体何があったのだろうか。そこには、今ISPが抱える大きな構造的問題がある。

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