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薬品データベースソフト

レビュー:くすり55検索 2008

2008年01月04日 07時00分更新

文● 小口博朗

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同じ成分を持つより安い薬を探す


 本ソフトが活躍するシーンのひとつは、常用薬をジェネリック薬品に置き換えて、薬品代を節約するとき。実際に不眠症の症状で医師に処方された睡眠誘導剤「レンドルミンD錠」を例に、どのくらい節約できるかを確認した。

 まず、レンドルミンD錠を検索すると、薬価は32.9円。次に「薬品詳細」画面を開き「同成分薬の薬価を検索」を実行したところ、同じ成分を持つ薬品が19種類見つかった。8.4円と最も安価な「ソレントミン錠」を利用すれば、24.5円も薬価を節約できる。

睡眠誘導剤「レンドルミンD錠」から検索した結果、もっとも安価だった「ソレントミン錠」。このジェネリック薬品を探すのにかかる手間はわずか3クリック。検索結果の一覧などから「印刷」ボタンをクリックすれば、病院に持参する資料を即座に作れる

 効能が完全に同じとは限らず、そもそも薬の処方には医師の診断が必要となる。この資料を印刷して見せれば相談もしやすいはずだ。


【Conclusion】
○  薬品の写真が確認できるなど、データベースとしての価値は高い。副作用が起きているか不安な場合に自分で即座に調べられるので安心。

×  操作画面とウィンドウ枠が一致しない。また、操作ボタンを押すたびに別のウィンドウが立ち上がるなど、インターフェースの使い勝手が悪い。

(MacPeople 2008年2月号より転載)


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