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よろしくパソドック 第8回

【よろしくパソドック Vol.8】

年末スペシャル! 漏電メイデン・プリンタお掃除大作戦!

2007年12月30日 08時00分更新

文● 藤山 哲人

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レーザープリンタの大掃除

 モノクロレーザープリンタは、小型化され価格もリーズナブルになった(換えのトナーを買うときに「あと2万で本体が買えるじゃん!」と、リーズナブルだったのか悩むことも多いが……)ので、個人で持っている人も多いだろう。

リーズナブルなのかレーザープリンタ?

5万で買ったレーザープリンタのトナー(1万枚)が4万2000円!えっ!本体8000円なのっ!?

 そして1年も使っていると、まず調子が悪くなるのが紙送り機構だ。コイツは実に微妙~な機構で、紙が滑るところはスルスル滑り、紙に食いつかなきゃいけないところはガッツリ食いつかないとならない。ところがタバコのヤニで紙が滑るべきところで詰まってしまったり、ローラーに紙の微粒子(紙粉)が付いてツルツル滑ってやたらと紙詰まりするようになる。

写真左は、用紙カートリッジのゴム部分についた紙粉。紙が滑る原因だ。写真右は、紙粉で真っ白になった内部の紙送りローラーと、そこから落ちた紙粉

 これも清掃するだけで、紙詰まりが一気に解消する。使うのは、ブロアーとアルコール(もしくは、「マジックリン」みたいな家庭用洗剤)。
 まずはブロアーで紙粉を吹き飛ばそう。

連続使用しているとカンが冷えてガスの圧力が下がってくるので、コタツなどで暖めながら使うといい

逆さまで噴射すると、液体が飛び出てくるので注意しよう

 次に紙が食いつかなければならない、ゴムやウレタン樹脂系のローラーの清掃。これらはアルコールや家庭用洗剤などで、紙粉をキレイに拭き取る。紙が通る経路には、いくつもローラーがあるので、すべてをキレイに拭き取ろう。

内部の一部は、高温になっているのでヤケドに注意しよう

内部の紙送りローラーを半分だけ吹いたところ。うわっ!全然色が違うじゃん!

少し力を入れると、どちらか一方に回転するので、ローラーをまわしながら拭き取る

こちらは用紙カートリッジにある給紙機構のローラー。カートリッジのゴム部分も紙粉を拭き取ろう

 ローラーが乾いたら、もう一度ブロアーを吹いて清掃中に落ちた紙粉も吹き飛ばす。これで食いつき部分の清掃は終了だ。
 続いて滑らなきゃいけない部分の清掃だが、これもアルコールや家庭用洗剤でキレイに拭き取っていこう。

プラスチックのヒダヒダを1枚1枚ていねいに拭き掃除。めんどくせぇ~!

用紙の通る経路は、すべて清掃だ!

 これだけでもじゅうぶんだが、ツルツルが長持ちするための秘策がある! それがコレ!

用紙が通過する部分に塗りこんでいく

自動車のガラスコーティング剤!フッ素樹脂が入っているので、塗布するとツルツルになる

 車のフロントガラスコーティング液! 「galaco」などでお馴染みのコーティング剤は、フッ素樹脂が入っているので、塗布した箇所がフッ素加工フライパンのようにツルツルになるのだ。
 塗り方は車のフロントガラスと同じ。何度か塗り込んで、最後にカラ拭きをするだけ。ただこちらも主成分がアルコール系なので、プリンタに影響のなさそうな部分で、樹脂が溶けないかを確認してから行なって欲しい。

(次ページへ続く)

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