NTT東日本(株)は26日、従来月額315円のオプション契約が必要だった「IPv6映像視聴等機能」をBフレッツの標準サービスに組み込む変更を、2008年3月3日に行なうと発表した。これにより、月額315円の負担なく「4th MEDIA」(フォースメディア)や「OCNシアター」、「オンデマンドTV」などのIPv6映像配信を行なうサービスが利用可能になる(それぞれ各サービスへの契約が必要)。
NTT東日本の光ブロードバンド回線サービス“Bフレッツ”では、従来よりIPv6の各種サービスを「フレッツ・ドットネット」の名称で有償提供している(月額315円)。2008年3月3日に、フレッツ・ドットネットに含まれる「IPv6映像視聴等機能」がBフレッツの標準サービスに組み込まれるため、前述のIPv6映像配信サービスを利用するためにフレッツ・ドットネットを契約しなくてもBフレッツ利用者であれば同映像配信サービスが利用可能になる。
これに併せて、フレッツ・ドットネット契約者に対しては解約方法などを2008年1月から順次、ダイレクトメールなどで告知するほか、フレッツ公式サイトでも案内を行なう。ただし、IPv6映像視聴以外のサービス「FdNディスク」(容量100MBのファイル共有サービス)や「FdNネーム」(メッセンジャーなどでIPv6アドレスの代わりに入力するネームサービス)などを継続して利用するには、引き続きフレッツ・ドットネット契約が必要となる。
なお、2008年3月3日以降にIPv4で利用しているBフレッツユーザーがIPv6映像配信サービスを利用するには、特にNTT東日本への申し込み手続きなどは不要で、それぞれのサービス提供会社に契約することで視聴可能となる。