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Xbox PRチーム 巽氏にぶっちゃけて聞く!

【Xbox 360 インタビュー Vol.2】360はコミュニケーションツール、一緒にやるから面白い

2007年12月30日 12時00分更新

文● 編集部 飯塚岳史

毎日一緒にプレイしている人が有名人かもしれませんよ


編集部 360になってから、イベントに有名人の方がよく出られて、しかもハマってしまったなんて人も多いと思うんですが、巽さんから見てこの人は根っからのゲーマーだな、とか思う人はいますか?

東京ゲームショウ2007の同社イベントでは、総勢17人もの有名人がHalo 3でバトルを繰り広げた。しかも、全員360ユーザーだ

巽氏 360で遊んでくれている有名人の方、いま本当に多いですよね。ただ、ここで名前を言ってしまうと、他社さんのCMに出るチャンスがなくなっちゃうかもしれませんし、なかなか言えないですよ(笑)。有名人の方にイベントに出てもらうっていうことを考えると、営業という仕事が結構多い、お笑い芸人の方の比率が高くなってしまいますね。

 お笑い芸人の方などは、やはり会場の盛り上げ役としてはすごいですし、実際にプレイされている方で言うと、ほとんどの方がオンラインに繋いでいますね。毎日よく一緒に遊んでいる人が有名人だったなんてことも、よくあると思います。

 あと、有名人の方で結構多いのが、最初からゲームをやっていたわけじゃなくて、身近な誰かが360をやっていて、その話を聞いて始めたってパターンですね。そういう人はオンラインゲーム自体が初めてという場合も多いみたいです。「自宅で海外の人や仲間の芸人たちと話しながらゲームができる」っていう話を、楽屋で聞いたりして興味が沸くようなんです。

 ただ、みなさん趣味として楽しんでいらっしゃるんで、それがバレてしまうと逆に遊びにくくなったりしちゃいますからね。みなさんがテレビとかラジオとかで自然に話してくれると嬉しいんですけど(笑)。

 テレビとかで有名人の方が360について話すときは、ゲーム機とかってボカして話すことが多いですね。ただ、よゐこの濱口さんはストレートにXbox 360と言ってくれていますね。あの人は男らしい

濱口さん

東京ゲームショウ2007でのよゐこの濱口さん

 タレントさんとかにインサイド Xboxに出てもらおうと思っているんですけど、インサイド Xboxは360を持っている人じゃないと見られないですからね。新規ユーザーへの訴求にはあまりならないですよね。

インサイド Xboxの裏話を聞いてみた


編集部 個人的にはこのインサイド Xboxが冬のアップデートで一番好きですね(笑) ところで、これの収録とかはどれくらいの頻度でやっているものなんですか?

巽氏 イベントやXbox LIVEパークに有名人の方が来てもらったときなど、まとめて録れるときは録っているんですけど、あまり遅くなってもネタが古くなっちゃいますからね。タイムリーなネタをどんどん録って出している感じですね。結構、これの収録も大変なんですよ(笑)。

 日本ではオススメ機能の紹介とか、イベントに出てもらった有名人のコメントとかの動画コンテンツが主なんですが、海外では単にテキストでのコンテンツ紹介や、マーケットプレースへのリンクが主なんですよ。向こうでは映像配信のシステムが立ち上がっているのもあって、インサイド Xbox内でテキストとして紹介して、そこから旬な情報に飛べるようになっているんです。でも、これってダッシュボードに出ているバナーと被っていることが多いんですよね。

Inside Xbox

北米でのInside Xboxの画面。インタビュー映像もあるが、マーケットプレースへのリンクなどが主となる

 ビデオマーケットプレースの有無やソフトとコンテンツの量を考えると、日本では内容がなくてこれではきついんです。また、企業からの広告的なメッセージだけだと、みんな見なくなっちゃいますからね。ですので、日本では動画の配信にしようと。土日祝日を抜いた平日に毎日更新できるようにがんばっています。

 今の仕様では、バックナンバーは100ページまで閲覧できるようになっていて、100ページ揃った状態で「マイクロソフトChannel」(機能の紹介など)や「ゲームChannel」(旬なタイトルの情報を紹介など)、「エンターテイメントChannel」(タレントさんによる動画メッセージなど)といった、3つのチャンネルをバランスよく揃っているようにする予定です。

編集部 個人的には、このユルい感じがユーザーに近くてXboxらしいかな、と思います。

巽氏 これ(12月10日に配信された「ダッシュボード改良について」の回)も、台本もなく、ただいきなり「出て」って頼んだら、「顔出すのはちょっと……」ってことで、その辺にあったピニャータをかぶっているだけですからね(笑)。かぶりものをしていると、もちろん声は聞こえにくくなりますけど、声だけ別撮りすると本人かどうかわからないですからね。ということでそのまま出しちゃってます。

ピニャータ

12月10日配信分では、ピニャータのかぶりものをかぶったスタッフが登場した。そのため、逆に「シュールすぎる」と話題になっていた

 イベントのときは制作会社が間に入ることもあるので、クォリティーの高いものができるんですが、普段の動画はハンディーカムで、社内のメンバーが撮影して編集してるだけなんですよ。

 撮影自体も土日で撮っているわけじゃなくて、平日にオフィスで普通に撮っているんですよ。第1回目や2周年記念パーティーに出てきた泉水さん(マイクロソフト 執行役 ホーム&エンターテイメント事業本部長の泉水 敬氏)の映像は受付で撮っていたんですけど、そのときお客さんも結構いたんですよね。みんな「何してるんですか?」みたいな感じで見ていたみたいですけど。あとインサイド Xboxでは、元旦にも特別映像を用意しております……(笑)。

1回目

インサイド Xbox第1回目の泉水氏

パーティーで

Xbox 2周年記念パーティーのビデオレターで登場したハッピを来た泉水氏



編集部 そういえば最近ではアメリカザリガニの平井さんとか、さくらんぼブービーのお2人とか、芸人さんたちの映像も出てきていますが、そのまま自宅で遊んでもらっているところとかを出してみたらどうですかね?

さくらんぼブービー

お笑いコンビ「さくらんぼブービー」のお2人

アメリカザリガニ

お笑いコンビ「アメリカザリガニ」の平井 善之さん

巽氏 ええ、皆さん「家を撮影してもいいですよ」って言ってくれてはいるので、何かのタイミングでできればいいかな、とは思っています。他社のこういった毎日更新のコンテンツでは、3~4人くらい専任のスタッフがいたりしますから、あれだけの内容でまわせるんですよねぇ。

 我々としては、今までどおりマイペースで進む感じなんですが、長い期間でのサービスを予定しているんで、徐々にユーザーのニーズに合わせながら変えていければいいかな、と思っています。来年からのコンテンツとして、ゲームクリエイターや、みなさんが期待している声優さんのインタビューの掲載も予定していますので、楽しみにしてください。

編集部 本日はありがとうございました。

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